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資本主義を盾に、創造主義を武器に。

今年もあっという間に年の瀬を迎えました。東京シェアハウスのサイトに訪れてくださった皆様、そして関わっていただいた皆様、本当にありがとうございます。

大晦日の恒例行事となっているこの年末コラム。一年の振り返りと思考の整理が、年の暮れの楽しみでもあります。今年もどうぞ、お付き合いください。

2024年は世界各国で大きな選挙が相次ぎ、地球規模での方向転換を感じさせる一年でした。大きな組織や既得権益が揺らぐなか、AIの進化と、政治やスポーツなど様々な業界で若い世代の台頭を目の当たりにし、新時代の到来を実感した方も多いのではないでしょうか。

翻弄されがちな世の中ですが、心を落ち着けて世界を眺めてみると、誰でも手を上げれば想像以上のチャンスや可能性が、目の前に存在しているようにも感じます。それが個人にも組織にも等しく開かれているのであれば、好奇心を重要視して行動できる若い世代にとって、なおさら有利な時代がやってくるのかもしれません。

また、私事ですが、古舘伊知郎さんがMCを務めるABEMAの番組「ForJapan」に出演させていただくご縁をいただきました。これまでのIT業界の枠にとどまらず、“自ずから動く”ことを大切に、来年は活動領域を広げてみようと考えています。

ForJapan

『ForJAPAN』収録後、古舘伊知郎さん、谷本有香さん、平井理央さんと。

自分たちの未来は、自分たちの手で。

「新しい時代。」聞こえは良いですが、あらゆる枠組みが崩壊するのであれば、変化から身を守ることも重要になるはず。

資本主義が、財政難や震災を通して、自然災害のように襲ってくる時代なのかもしれないし、AIという仮面をつけて、DXやロボットが人間の役割を奪っていく時代だと感じる人も多いと思います。

新しいルールや仕組みを模索する動きが加速していく中で、現状のルールから身を守ること。同時に、“社会への依存”より、「自分の環境は自分で創る」という自立心を持つことが、より重要になりそうです。

価値観の近い仲間との「関係」や「居場所」の大切さが見直されるだろうし、進化し続けるAIをパートナーとして受け入れると、誰もが自分の望む未来を、よりクリアに思い描き始めるはず、そう考えると、今までの様に利害関係での上下関係は成り立たない気もします。

「自分が望む未来を、自分で創っていく未来」——その軸が野心や道徳観であっても、サバイバル主義やシェアの精神であっても、結局は自分の心が映す“合わせ鏡”の様に働いて、そのどれもが正解だとするなら、やはり“楽しく”行きたいものです。

ショートドラマ制作、はじめます。

私自身は、数年前から八ヶ岳に拠点を設け、二拠点生活を繰り返しているのですが、都会から離れてみると、改めて東京の良さやシェアハウスの魅力にも気づかされます。

ここ数年でシェアハウスは住まいの選択肢としてすっかり定着し、ポータルサイトも(個人的には)完成形に近いと思っていますが、その魅力をまだまだ伝えきれていないと感じることもしばしば。そこで、来年は思い切って、*劇団シェアハウス(仮)*と銘打ち、「シェアハウスの日常」をテーマにした映像制作に取り掛かりたいと思います。

普段の何気ないやり取りや、ちょっと笑える失敗談も、日常の価値や温かさが詰まっている。それらをエンタメとして発信できたら、まず何より自分自身が楽しいですし、日々の彩りを感じ取ってもらえるのではないかと思うのです。

年末、友人へ声をかけたところ、想像以上に優秀な方々に承諾頂き、制作チームは理想的な体制ができつつあるので、これから演者の募集を開始する所ですが、もし当サイトをご覧の方のなかで「俳優活動しています!」「以前関わっていました!」「興味あるかも!」という方がいらっしゃったら、ぜひ下記の申込フォームからご一報ください。
(報酬については応相談とさせてください。専門の方は自己申告いただけると助かります。)

劇団シェアハウス(仮)参加申込フォーム

事業や売上というよりは、面白おかしく、楽しいことをやりたい、作品を創りたい、というスタンスなので、直感的に面白そう、と感じた方、是非ご連絡ください。情報配信は個人のSNSでも行う予定なので、私個人のX,またはインスタにも、ご連絡頂けると嬉しいです。ビビっと来た方、つながりましょう。

新しい世界に足を踏み入れてみる。

こうして一年を振り返ると、不確実な時代ではありますが、「面白い」と感じられる瞬間や、思いもよらないポジティブな可能性が並行して存在している世界に生きている、と改めて思います。どんな世界に足を踏み入れるかも含めて、そのチャンスを活かすか逃すかは自分次第。ほんの少しの勇気で踏み出せば、全く違う世界に飛び込めるのは間違いないはず。

というわけで、皆さん、各々、色々あった1年だと思いますが、年末年始は、今年の自分への労いと、新年への思いを巡らせながら、身体をお休めください。

私も、ゆっくりできる時間は、想像の世界に入り浸りながら、別世界の物語をイメージしながら過ごしてみたいと思います。ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を大音量でかけながら、村上春樹さんの「1Q84」でも読み直してみようかな。もしかしたら、月だって、2つ見えるかも。そんな妄想を楽しみながら、2025年を迎えたいと思います。

今年も本当にお世話になりました。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんにとって、2025年も素敵な物語が生まれる一年になりますように。

Author:Moriyama