新・鎌倉カルチャーの発信地
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今や日本人にも外国人にも人気を誇り、年間2300万人が訪れる観光都市「鎌倉」。一時代を築き上げた歴史情緒溢れる街には、当時の名残を残す神社やお寺が数多く点在し、夏になれば海水浴やサーフィンを楽しむ人たちがこぞって集う湘南の海も広がっています。
そして、今回ご紹介するシェアハウスの舞台はまさに鎌倉の観光地ど真ん中に位置します。梅雨時となると色鮮やかな紫陽花が一面に広がる長谷寺で有名な江ノ電「長谷」駅から徒歩5分。海までも歩いて5,6分で出られる場所に位置し、家の隣には鎌倉で最も古い甘縄神明宮があります。
甘縄神明宮の祭神は天照大神で、その昔、北条時宗が産湯につかったといわれる、「北条時宗公産湯の井」が石段の下にあり、社殿のある高台からは由比ガ浜と長谷の町を一望することができます。さらに、神社を挟んで真向かいには、ノーベル文学賞を受賞した小説家・川端康成の邸宅があり、「山の音」という小説の一節に登場する神社として描かれているのは、この甘縄神明宮のことであり、鎌倉の歴史・文化に根深い場所でもあるのです。
今回シェアハウスとして使われる建物は、もともとは築80年以上の大きな古民家であり、大規模な改修工事を経て、その歴史を継承しながらも、新たな住まいとして見事に息を吹き返しました。
1階の一部は金・土・日限定オープンのカフェスペースとなっており、コーヒー豆は渋谷で人気のコーヒーショップから提供を受けているとのこと。
早速ハウスの中を見ていきましょう!!
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「甘夏民家」物件詳細はこちら
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四方を文化遺産に囲まれた稀有な立地に佇むシェアオフィス兼住居
ハウスがあるのは、観光地のど真ん中ではありますが、大通りから一本入ったところなので、とても閑静で落ち着いた周辺環境となっています。
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伝統的日本家屋に見受けられる木造の立派な門がお出迎え。周囲は壁で囲まれプライバシーを確保。
入口の柱にはCAFEの名前である「雨ニモマケズ」と書かれた看板が。剥がれ落ちた塗装といい強いメッセージ性がありますね。
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「甘夏民家」という名前の由来でもある甘夏の木が、庭先に生えています。
門を抜けた玄関先にもサイン代わりのアートがちらり。
中に入ると、輸入品で取り揃えたヴィンテージの家具が配置され、随所にオーナーさんのこだわりが垣間見れます。
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無垢材のフローリングとこだわりのクロスが彩る入居者専用ラウンジ
入居者の共有部はカフェスペースと上部画像の入居者専用のリビングが用意されています。こだわりのクロスが空間を彩り、居心地の良い寛ぎ場に仕上がっています。
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キッチンのそばにはアクセントとなる真っ赤なダイニングテーブルを配置。
打って変わってこちらのカフェスペースはダークトーンで抑えられながらもどこか温かみ感じる空間。
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奥まで空気が通り抜けるようなすっきりとした空間も。お昼の時間が居心地が良さそうです。
サインもなかなかイカしてますね。次は水回りを見ていきましょう!
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こちらがトイレと独立洗面台の様子。中も広々としており、清潔感が溢れます。
シャワースペースは計3箇所用意されており、女性専用のも用意されています。
また、キッチンの隣には、洗濯機と乾燥機がそれぞれ2台ずつ用意されており、乾燥機はガス式のため、乾きも早いです。
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木の質感が映える、独立洗面台付きプライベートルーム
計9室の個室各部屋には、独立洗面台がついており、収納スペースがない分、収納棚が取り付けられるなどの配慮が施され、居住性の高い空間に仕上がっています。
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こちらはE号室の様子。日当たり抜群で、開放的な空間。
独立洗面台が付いているため、部屋から出ずとも、ささっと身支度を整えられて便利です。
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窓から注ぎ込む光さえも、叙情的な印象を与える奥ゆかしさ。
照明もフランスから届いたもの。趣ある明かりがハウス内の至る所を照らし出します。
昼は自然光で十分明るいですね。夜はペンダントライトの控えめな光量が独特な雰囲気を演出することでしょう。
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収納スペースがない代わり、壁にはデンマーク製のデスク兼棚が取り付けられています。
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今回ご紹介するシェアハウスを運営するのは、Safari B Companyさん。 代表を務める横山さんは‘旅する大家’としても有名で、19歳から旅とバイクに心酔し、5年近くも海外のあちこちを放浪されていたそうです。現在でも不動産業を営みながら、海外や日本での旅を続けているそうです。
そして、横山さんの軸にある旅は、不動産業を営む上でも多大な影響を及ぼし、「人種に関係ない、自然と人が集まり語り合えるような、アパート・マンションを造る」ことをモットーに活動されています。
今回ご紹介したシェアハウスも、まさにその想いが凝縮されたような場所となっており、鎌倉という土地の歴史と風土を継承しながらも、新たなカルチャーが生まれる場所へと今後変貌していくのではないかと思いました。
こんな場所で仕事をしながら、余暇を楽しむ生活ができたらな、と夢を描く人もたくさんいるのではないかと想像しますが、もはや夢でも理想でもなく、現実的な自分自身のライフスタイルの中心となる拠点として、検討されてみてはいかがでしょうか?
新たな鎌倉カルチャー発信地として、たくさんの人が自然と集まる場所になることを期待して。
/Author:カガワ
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