畳の匂いを感じる生活。 |
訪日外国人の増加に比例するように、シェアハウスへの入居に興味を持つ外国籍の方も増えてきました。 これからは、外国籍の方が「日本」を感じるようなシェアハウスが増えるのかな、と考えていたら、江戸の面影を色濃く残す下町、「もんなか」に、畳で暮らせるシェアハウスをCome on Upさんがオープンしたとのこと。 今回は「Come on UP 門前仲町」をお届けしたいと思います。 シェアハウスへはJR京葉線越中島駅、徒歩6分、東西線門前仲町駅 徒歩10分と、2路線が徒歩圏内。銀座までも電車で約10分と、通勤・通学のアクセスも良好ですし、近辺にはお漬物に和菓子を楽しめるお店がたくさん。あさりやネギなどをご飯と一緒に炊いた「深川めし」も人気のエリア。 駅前や深川江戸資料館の近くに広がる光景は、東京メトロのCMやグルメのロケで使用されたお店も沢山。街を歩きながら「あれ、何か見たことあるような?」と思われる方も多いはず。 夏には江戸三大祭りの一つ、「水掛け祭り(深川八幡祭り)」も開催され、少し足を延ばせば、墨田川や、お洒落なカフェが次々とオープンしている清澄白河もすぐそこ。周辺に見どころも多い場所に住むのって、散策も楽しいですし、海外の方の案内をするのも楽しそうですよね。 そんな下町情緒溢れる街にあ「Come on UP 門前仲町」は、全5室と小規模ながらアットホームな環境。少人数で落ち着いた環境で暮らしたい方に向いているシェアハウスかもしれません。 「ただいま。」とドアを開けると「和」のあたたかみを感じる暮らし、実はこれから人気になるスタイルなのかも。そんな期待を抱きつつ、それでは、お家の様子を覗いてみましょう! |
畳。障子。掛け軸。布団。「和」を感じる個室。 |
まずはお部屋の様子から。こちらは202号室。畳の部屋って「泊まったことはあっても住んだことはない」そんな方も多いのではないでしょうか。夏にはひやりと、冬にはあたたかさを、四季折々で違ったように感じられる感覚。フローリングとの違いに慣れない戸惑う事もあるかと思いますが、日本が好きな海外の友人に紹介すると喜ばれるかもしれません。 |
ザ・日本を感じさせるインテリア。 | 和紙に浮かぶ光には温かさを感じます。 |
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ゆるりと足を延ばしてテレビ鑑賞もできます。 | 小さなバーカウンター。シェアメイトと語り合ったり。 |
インテリアも個性的。 | 1Fから2Fへと続く階段の様子。 |
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調理器具の様子。コーヒーメーカーが嬉しいですね。 | コンロは3口。時短料理やシェアメイト分の料理も◎ |
東京で暮らすなら、ここにおいでよ。 |
「Come on UP 門前仲町」を運営されているのは、有限会社 Come on UPさん。 「人と人とが繋がる『わ』を創りたい。」という思いから、シェアハウス運営を十数年手がけられている事業者さんで、自身も海外のシェアハウスに滞在されていたとのこと。 Come on UPさんが運営するシェアハウスには、外国籍の中でも比較的、欧米の方の入居も多く、運営する他のシェアハウスの住居人の方も一緒になって、ハウスパーティーなどのイベントも開催されていると伺っています。 時折招待頂けるイベントにずっと足を運びたいと思いながら、参加できないままですが、国際色豊かな入居者さんと運営者さんも程よい距離感を保ちつつ、仲良く楽しく暮らされている、いつもそんな印象を受けます。 地方から初めて東京に来るので、友達が少ないのは不安。そう感じている方にはアットホームな安心感もあり、国際的な知り合いもできる嬉しいシェアハウスかもしれません。 よくよく考えれば、外国の方もみんな、はじめての上京者。 街を散策したり、地域イベントに一緒に体験しながら、同じ時間を過ごすと思わぬところで、共通点が見つかったり、お互いに色々相談しあう関係になるのかも。そんなつながりや、あたたかみのある空間に興味がある方、是非ご検討ください。 見知らぬ人との共同生活。それが海外の人達との暮らしとなると、戸惑うことも多いかもしれませんが、何事にも最初の一歩はつきもの。「わ」が広がるといいな、という思いが、シェアメイトとの次の「わ」へとつながったり、それが人生に新しい景色を見せてくれたり、生活に彩りや広がりを与えてくれたり。 生まれ育った国も環境も異なる方々と、下町情緒溢れる街で「ただいま。」と「おかえり。」のある暮らし。 きっと、味わい深い時間が過ごせると思うのです。 |
/Author:Moriyama, Photo: Yamada