ヒュッゲと呼ばれるライフスタイル |
欧米系の方がよく使うChill Out(チルアウト)と似たようで、ちょっと違う雰囲気の過ごし方があるのをご存知ですか?デンマーク語でHygge(ヒュッゲ)と呼ばれるこの言葉は、「居心地がいい時間や空間」を表すそうです。チルアウトの場合は、「ちょっとそこでお茶しようよ!」なんていうライトなシーンを示す過ごし方で、主に外出先でのニュアンスに感じますが、ヒュッゲは家の中で家族や友人達と、冬の寒い時期、暖かい暖炉を囲みながらコーヒーを飲んだり談笑をしたりするまったりした過ごし方・ライフスタイルをそう呼ぶそうです。 今回ご紹介するシェアハウスは「ちょっと大人な落ち着いた空間」をテーマにデザインされたそうです。特に運営事業者さんがこだわって作り上げたのが、ハウスのみんなが利用する共有ラウンジです。ラウンジの家具は北欧テイストの家具で統一され、中にはオーダーメイドで発注をした物もあるのだとか。家電に至っても、誰もが一度は耳にしたことのある海外ブランド品を取り揃えており、全体的に明るさのトーンが抑えられたその空間の第一印象は、”スマートな男性が住んでいる都心の高層マンションの一室”とでも表現したら良いでしょうか。そんな北欧家具と高級家電に囲まれたちょっとラグジュアリーな生活が思い浮かべつつ、実際のハウスの様子を一緒に見て行きましょう。 |
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独自のデザインだからこそ出来る表現 北欧カラーは、ナチュラルカラーやホワイト・薄いグレー系の色合いの家具に木目のついたフローリングを合わせるのが基本なんだとか。基本は守りつつもダーク系の家具を多く取り入れてカッコイイ空間に仕上がっています。パステルカラーの椅子やグレーのクッションの中にあえて青色のクッションを混ぜ込んだり、全体がビシッとキツくになりすぎないように、まるでファッションみたいに遊びと抜け感を加えている点もハイセンスですね。 |
毎日過ごす自分だけの場所 20世帯のHygge東武練馬のお部屋はほぼ全て同じ間取り。まっさらな状態ではなく、ベッドと収納ケース、収納ラックと個人用の冷蔵庫が付いています。新築の寄宿舎として建てられているため、窓は大きくもしも火事や災害があった場合には避難ロープで外に脱出しやすくなっている設計です。もしもの事態なので活用しないことを願いますが、普段は外の光や空気の確保口として役立ちそうです。 |
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いかがでしょうか?今回紹介した「Hygee東武練馬」を運営するのは、exlab株式会社さん。 「人生を豊かにする滞在と体験のプロデュースをする」といったコンセプトを掲げ、実際にシェアハウスの壁の厚さ、床の材質など見えないけれでも生活の質につながる部分にまでこだわっていると言うから驚きです。
「ヒュッゲ」という言葉通り、気づけば時間を忘れてて寛いてしまうような、高級家具に囲まれたリラックスできる空間から始まり、実生活を考えて、お部屋内への冷蔵庫の設置や生活の導線を考えて水廻り設備が設置されていると知ると、改めて住む人の気持ちに立って作られたシェアハウスなんだなと感じる事ができます。そんな環境だからこそ、ここに住むと自然とリビングで過ごしたくなるはず。そこにはきっと、住民のみなさんが集い居心地の良い素敵な空間が出来上がっていることでしょう。
/Author:イナミネ