2つの空間の使い分け。
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東京東部、住吉。昔ながらの商店街と自然豊かな緑が今も残るこの街は都内のほとんどの主要な駅に30分ほどでアクセスできる好立地。この土地に新しくオープンしたシェアハウスは居室フロアとリビングフロアが独立した稀に見るタイプの間取りをしていました。
建物1棟が全てシェアハウスで、1Fフロアがリビングやキッチンのあるパブリックスペース。2~5Fは全てお部屋で構成されている全17世帯が居住できるスペースを確保。 パッと見て玄関かなと思ったドアを開けると独立したLDKの共有スペースがあり、ドアからもう一度外に出て、脇にある階段を上った先のドアを開けると物件内部に内階段が現れるメゾレットタイプの物件でした。各フロアにはちゃんと水回りも設置されているのでわざわざ下に降りなければいけない心配もなさそう。
居室スペースとリビングスペースが分かれていることで落ち着きたい時は部屋に、人影が欲しい時はリビングに、のようなメリハリの効いた利用の仕方が想像できます。そんなシェアハウスの花となるリビングスペースの印象は”カフェバーみたいな空間”。事業者さんに聞くと、施工時に物件を見た人が「何のお店ができるの?」と飲食店ができると勘違いした質問をしてきたらしいです。カフェバーも開けるほどの設備や雰囲気を見ると「使ってみたい!」と思う方は少なからずいるでしょう。さて、内装が気になるところでハウスの全容を見ていきましょう。
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「ソーシャルプレイス 住吉」物件詳細はこちら
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街と緑の揃った住宅街"住吉"の環境とは。
住吉駅は2路線、東京メトロ半蔵門線と都営新宿線が利用可能。大手町や神保町、永田町など都心に近く、渋谷、新宿などにも乗り換えなしで移動できる好アクセスな土地柄。
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食品や生活用品は駅から物件までの道のりにある大型スーパーで調達。
駅の近くには緑豊かな猿江恩賜公園がります。撮影時は秋、イチョウ並木が綺麗です。
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何の変哲も無いアパートがシェアハウスへ生まれ変わると。
住吉駅から10分程度歩き、大通りから中道に1本入ったところに今回のシェアハウスがありました。特に目立ったような建物ではなく、ごく一般的な5階建てアパートのようですが。
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物件の表札にはメタリックでカッコイイ、シェアレジデンス住吉の表札が。
17人分のポストがずらり。郵便物受け取りボックスは不在の時でも荷物を受け取れる優れもの。
渋い趣味が冴える男前空間。
シェアデザインさんといえば毎回ハウスごとに遊びの要素を効かせているユニークな物件が特徴ですが、今回はその中でも落ち着いたお洒落カッコイイ空間を演出。
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ただ唯一1階フロアにあるお部屋がこちら。101号室はリビングの設備を独占状態ですね。
山と海を組み合わせたインテリアコーディネートに着目。
壁から飛び出したディスプレイに山と海。相反するような組み合わせのインテリアを配置していますがそれらが自然に組み合わさって北欧風のロッジハウスのようになりました。
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コカコーラのオールドポスターにはサンタが写っています。植物と組み合わせクリスマスカラーに。
味の出ているプレートはハワイナンバー。さりげなく南国色をアピール。
電子ピアノの自動演奏をかけると上品な空間になることでしょう。
深くもたれられるチェアが4つ。ふかふかで十分くつろげます。
お次はバーカウンターも併設されているキッチンを見ていきましょう。
コンパクトながらカフェが開けるほど充実したキッチン設備。
飲食の経験がある方や趣味が料理という人には本格的な調理が家庭でできるとなるとより一層心が高まるのではないでしょうか。そんな設備一つ一つを見ていきましょう。
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リビング側には調理台と一体化した冷蔵庫。バーカウンターにはそのままサーブできます。
ガス式の4口コンロ火力は十分!プロ仕様の調理が可能です。
作業スペースは2人での使用がちょうど良いかと思います。
作業台の下をオープン。一人一人割り振られたカゴに食材を冷蔵します。
そのそばの製氷機を開けるとガラガラガラッと常に氷が供給されています。
これを使えば缶とビン、市販のビールが生ビールへ生まれ変わります。
エスプレッソマシーンは使い方が難しそうですが入居したのなら使いこなしたいですね。
静かな空間を確保。複数住戸の各階は居住専門フロア。
シェアハウスはリビングと居室部が近い物件が多い為、リビングから近いお部屋では騒音が気になることもありますが居室部が独立しているこのタイプだとそんな心配もなさそうです。
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リビングと居室フロアは分かれています。ドアはダイアル式ロックが採用されています。
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選べるお部屋、壁紙やフローリングはお好きなものを。
お部屋はもちろん間取りや窓の位置は異なりますが、フローリング、カーテンの色、壁紙までそれぞれ違うので自分の好みのお部屋を選ぶことができます。
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中にはバルコニー付きのお部屋もあります。専用の洗濯物干しエリアですね。
また、ベッドカバーもそれぞれ違います。カバーだけでだいぶお部屋の印象が変わりますね。
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いかがでしょうか?今回ご紹介したソーシャルプレイス 住吉。
リビングと居室部が分離していることによって住む人の暮らしの動線も変わりそうですね。
仕事から帰ったらまずはお部屋に戻って荷物を下ろす。下に降りる気力がなければミニキッチンでパパッと調理を済ませ、シャワーを浴びてそのまま寝ることができます。一方で時間と体力に余裕があるのであれば下に降りて、本格的な料理を楽しんだり、ゆったりと寛げるソファでエスプレッソを啜ってもいいですし、はたまた、ストレス解消の為にサンドバッグに相手になってもらうのも良いかもしれませんね。くれぐれも周りの方の妨げにならないように気を遣わなければなりませんが(笑)それでもあなたの気の向くままに、居室とリビングスペースをうまく利用してお気に入りのカフェにいるような感覚で生活してみてはいかがでしょうか。
/Author:イナミネ
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