
「100年」暮らせる住まい、「100年」のときを繋ぐ物語。
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「100年」という時間を想像するとき、一体どんなことを連想しますか?100年前の過去の歴史や、もしくは100年後の来たるべき未来をぼんやりと無意識に思い浮かべるのではないでしょうか。多くのものは時の流れとともに変化しますが、時折、100年前と変わらない姿や形で現代やその先の未来へと引き継がれているものもあります。例えば、美しい大自然であったり、見る者を虜にする大建造物であったり、目には見えない文化や慣習、そして人々の思いであったり。
今回ご紹介するのは「株式会社丸美」さんが運営する「CENTO ANNI Ⅲ」。イタリア語で「100年」という意味を示す「CENTO ANNI」という言葉の裏には、人々の思いや願いが過去、そして現代から未来へと繋がる、そんな物語が隠されているのかもしれませんね。
2011年9月に竣工された「CENTO ANNI」、この度、ついに全フロア、全居室の完成に至ったとのことで、早速訪問して参りました。この「場所」を通して、どんな物語を紡ぎ出してくれるのか、1つの建物に3つの異なる空間が混在するハウスに、どこかワクワクしてしまいましたよ。
それでは、ハウスの様子をご覧になってみてください!!
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「CENTO ANNI Ⅲ」物件詳細はこちら
「CENTO ANNI Ⅰ」(2~4F)は以前ハウスレビューでもご紹介させて頂きましたが、白と黒のチェック柄の床が印象的で、スタイリッシュなカフェのような雰囲気が魅力的なラウンジです。「CENTO ANNI Ⅱ」(5~6F)は、「CENTO ANNI Ⅰ」の様子とはがらりと印象が変わり、落ち着いたカフェをイメージした女性専用のフロアとなっております。 また、建物丸ごと1棟がシェアハウス専用の居住空間となっているため、入居者の方は1階部分にあるランニングマシーンやスタジオを気軽に使用することが可能です。これから迎える厳しい夏を乗り切る為に、運動をしてスタミナをつけたい方、「CENTO ANNIⅠ・Ⅱ」も是非チェックしてみてくださいね!
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メインラウンジ
ホワイトカラーを基調とした配色で、とてもすっきりとした印象があります。晴天の日には窓から柔らかい光がラウンジを明るく照らし出します。
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「CENTO ANNI Ⅰ・Ⅱ」(3~6F)と比べると、ラウンジが7Fと高い階数にあるため、より採光を意識したデザインになっています。
テレビ番組や映画を楽しみたいときはこちらのソファへ。また、テレビの隣にはゲーム機の「wii」があったので、大人数で行うパーティーゲームは盛り上がりそうですね。

ゲームで勝利した王者は、こちらのマッサージチェアへ。ナチュラルな配色のラウンジに真っ赤なチェアの挿し色が目立ちます。
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カウンター席は、朝仕事に出掛ける前のちょっとした一息の場に、そして夜はスポットライトの明かりだけで、Barっぽいムーディーな雰囲気を作り出せば、仲間と落ち着いて話せる語らい場に。

テーブルの上には象の守り神が。その名を「ガネーシャ」と呼ぶらしく、ヒンドゥー教の神の一柱だそうです。何やら、商業・学問の神として、ご利益があるとか。
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キッチンは2口のIHクッキングヒーターが2ヶ所に設置されています。
食器や電化製品なども一通り最初から備わっているため、特に買い揃えるものはなさそうです。

そして、今話題のごはんでパンが作れちゃう「ゴパン」もありましたよ。これがあるだけで、趣味の幅が少し広がりそうです。
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水回り設備
浴室はラウンジのある階の1つ上の階にあります。シャワールームが2つに、浴槽付きの浴室が1つあります。
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ゆったりと湯船に浸かりたいときはこちらの浴室で。
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洗濯をしたいときはこちらのランドリーで。洗濯は1回200円、乾燥は30分100円です。
トイレは各階ごとに2室設けられています。全てウォシュレット付きです。
お隣りはシャンデリア風の照明に、ピンクの壁紙が特徴的なデザイン。女心をくすぐりそうですね。
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プライベートルーム
個室は簡易クローゼットや収納棚、ベッド、椅子、机、冷蔵庫など設備は充実しています。お部屋ごとに多少デザイン(壁紙や収納棚のタイプ)が異なるので、内見の際には是非チェックしてみてください。(808号室)
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701号室の様子。床はフローリングです。設備が充実していると、反対にお部屋が狭くなるのでは?と思ってしまうものですが、一定の広さが確保されているため、特に気になりませんでしたよ。
「CENTO ANNI Ⅰ・Ⅱ」と大きく異なるのは、個室に独立洗面台が設置されたこと。これなら朝の忙しい時間帯の準備や支度は、わざわざお部屋を出なくても、ここで済みそうですね。
洗面台、冷蔵庫、収納棚、机と椅子。何とも贅沢な設備ですね。冷蔵庫も見た目ではあまりわかりませんが、イオンで脱臭までしてくれる、良品だそうです。
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カーテンホルダーも少し変わったデザイン。ここにレースやカーテンを引っ掛けるだけできちんと留まります。
うっかり窓の鍵を閉め忘れたという場合でも、この金具を写真のように立てておけば、金具が引っ掛かって窓はそれ以上開かないようです。
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さて、階段を上がり8階のお部屋へ向かいます。エレベーターでも移動は可能です。
個室のドアも2重でロックができるため、安心してプライベートな時間を満喫できそうです。
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8Fの個室も収納のタイプがお部屋によっては異なります。
そして、最上階(8F)の個室の最大の特徴は、天井が高く、窓が大きいこと。採光は抜群で、窓を開ければ心地よい風が吹き抜けます。
さらには、この見晴らし。最上階の特権です。葛西臨海公園の大観覧車も目にすることができます。
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「CENTO ANNI Ⅲ」は、独立洗面台や冷蔵庫など、居室にこんなものがあったらいいのにな、と思うような設備が導入されており、プライベートの空間も充分に確保できそうです。特にセキュリティの面でも、かなり強化されているので、シェアする暮らしであっても、プライバシーも重要視したいという方は、安心してく過ごすことができるのではないでしょうか。心にゆとりや落ち着きが持てる空間では、自然と程良い距離感で、他の住居人の方々と暮らすことにつながっていくのだと思うのです。
1部屋1部屋、1つ1つを真心込めて、丁寧に。そんな運営者さんの思いやこだわりが伝わってくるようなシェアハウス。
恐らく 「CENTO ANNI Ⅲ」だけではなく、その他のフロアの住居人の方々とも交流する機会もあるのではないかと思うので、一人きりの生活を過ごすのではなく、いっぱい話して、いっぱい食べて、いっぱい体を動かして、思う存分シェアライフを満喫したいアクティブな方、交流や出会いの多そうなシェアハウスに興味がある方は是非ご検討下さい。何事もその時々を精一杯やり切れば、あとでふと振り返ってみたときに、なんだかんだ良き思い出となっているものだと思いますし、他人との共同生活、ときにはうまくいかないこともあるかもしれませんが、仲間と思いっきり悩んで、考えて、答えを見つけ出すのも悪くないと思うのです。
そうして先人たちが知恵を出し合い、築き上げてきたものが、良き伝統や慣習として後の人たちへと引き継がれていくのではないでしょうか。
ぐるぐるぐるぐると、目まぐるしく変化を遂げる世界の中で、100年後も変わらず、仲間が集い、人々の笑顔が集う場所になって欲しいなと感じた 「CENTO ANNI Ⅲ」の訪問でした。
/Author: カガワ

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