ハチは駅の前で、死去した飼い主の帰りを毎日待ち続けた。 |
今やすっかり渋谷駅のシンボルとなった銅像で知られる忠犬ハチ公。飼い主と犬との関係性を描いたこの物語は小説や日本の実写映画、さらには海を越えてハリウッドでもリメイクされるまで有名な実話となりました。この他にも、最近では人間と(犬だけに限らず)動物との関係性を描いた書物や映画が数多く、世に出回っているように思えます。 普段、人間ばかりが身を置く世界の中にいると(特に都心部では)、物事の考え方も知らず知らずのうちに人間中心に偏向している、なんてこともあるかと。 また、動物と触れ合うことで人間だけの世界、社会ではないのだと、気づかされることもあるかと思います。 今回ご紹介するのは、そんな人間と動物が暮らしを共有するシェアハウス「HOUSE-ZOO 壱番館」です。 人と人がシェアする暮らしは認知されてきていますが、これからは、人と人の間に動物も介在した、より広い意味での共生するライフスタイルが普及していくのかもしれません。 人が好きなあなた。動物が好きなあなた。是非、覗いてみて下さい。それでは、どうぞ! |
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メインラウンジ ポップな色調の家具が印象的です。パティオに面しているため、採光も十分。さらには、ラウンジから玄関まで窓が一直線上に並んでいるので、風通しも抜群。心地良い風が吹き抜けます。 |
パティオ(中庭) 玄関から走って駆け込んできたペットは、こちらの中庭でよく遊んでいるとのこと。この場所はイベントを行う際には、バーベキューを行う広場としても活用されるようです。一見気になりそうな煙も直接屋外へ吹き抜けとなっているので、心配ありません。 |
プライベートルーム お部屋はベッドと独立洗面台が備え付けであります。朝の忙しい時間帯も自分の部屋で準備ができてしまうのは、とても好都合なのではないでしょうか。(B-2号室) |
「HOUSE-ZOO壱番館」の運営・管理を行うシーワンさんは、今回のシェアハウスに限らず、中古のビルなどをペット共生賃貸マンション(アパート)に蘇らせるリノベーション事業の実績もある事業者さんです。企画には、ペットショップ・ペット美容室・ペットホテル・訓練などを営むプロのスタッフの方も関わっているため、より動物が暮らしやすい住宅環境が整えられているそうです。
人間だけが同じ屋根の下で暮らすのではなく、動物とも生活を共にするため、思わぬハプニングが起こるかもしれません。だからこそ、建物のことだけではなく、動物のこともしっかりと熟知している事業者さんが運営しているというのは、何とも心強いものです。
コンセプトは「ペットも人も楽しく暮らす」とのこと。動物が好き、人が好きという方、シェアハウスに興味はあるけれど、ペットが飼えないから、、、そんな理由でシェアハウスへの入居を諦めていた方には、是非知ってほしいシェアハウスでもあります。
住居人の方々や運営者さんと一緒に、より多くのペット・動物と触れ合い楽しく暮らしてみる。勿論、健康や衛生、ペットと暮らす環境などの色んな面で、学べるものも多いようにも思いますし、暮らしを通して、人間と動物との関係性が様々な物語を織りなすしていくのだとも思います。その物語の一幕に加わってみたいという方、是非も訪れてみて下さい。
もしかしたら、家の中で、飼い主の帰りをずっと待っているペットの姿を日常的に眺めるような生活が始まったりするかもしれません。
/Author: カガワ