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大切な宝箱を手にとる様に、温かい思いに触れてみる

「一人じゃなくて、みんなで暮らしたい!」シェアハウスを選択とする方のニーズの一つに、日常に家族の様な存在を無意識に求めている事、少なくないと思います。

今回ご紹介するのは、お家を所有するオーナーの思いが籠もったシェアハウス「CUBE2」。元々は現役のアクセサリー職人でもあるオーナーが、実際に家族3代、8人家族で賑やかに暮らしていた、ご実家だったそうです。建物全体がほぼ真四角の立方体だから「CUBE2」という名称になったそうですが、オーナーご自身が住まわれていた頃は、アクセサリー制作の作業場も兼ねていたそうです。

世に展開されるシェアハウスは、物件を所有するオーナーから委託を受けた運営者が入退去の手続きや、デザイン、インテリアなどを手掛けるケースが殆どなのですが、この「CUBE2」は、オーナー自ら、空間設計や看板装飾などお家のフルリノベーションに携われ完成した物件とのこと。

後々、ご案内してまいりますが、施設内の細部にまで、この場所で暮らしていたご家族の思い出や暖かさを脈々と受け継いでいる、そんな印象を受けました。

ご自身とご家族が暮らしていた時間を壊すのではなく「温かみが残るよう再活用したからこそ誕生した、愛情に溢れる物件」そう謳っても、きっと間違いではないはず。

新しく入居する方々の為、施設内には、手作りのアクセサリーやデザイナーに特注したステンシルが散りばめられているなど、目を向けるあらゆる場所に温度を感じました。そう考えながら、お家全体を眺めると、都会にそっと佇む宝石箱のようなイメージも浮かんできてしまいます。

「東京での生活は、みんながみんな、個々に孤独に一生懸命行き過ぎてるし、都会の生活はあんまり馴染めないな.. 」

そんな思いを抱えている人も、そうでない人も、きっと暖かく包み込んでくれる、そんなシェアハウスなのかもしれません。

それでは早速、真四角なジュエリーボックスの中身を開いてみましょう。

「CUBE2」の物件詳細はこちら     

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独特の感性を感じる空間で、温かな痕跡を楽しむ。

1階でメインの共用部となるのは、こちらのリビングスペース。サンルーフが付いていて、食事中や作業中にも陽の光を浴びながら時間が過ごせるような造り。

ダークブラウンの木板に彩られた壁や、中央にどっしと構える木造の柱、壁紙の間から覗くレンガの壁など、独創的なアイデアがクロスステッチのように合わさった空間が広がっています。天井まで続く、黒い大きな食器棚が空間をキリッと引き締めていますし、ランダムなのに統一感も感じる雰囲気が本当にクールに思えました。

カフェを意識されたとのことですが、テーブルやカウンター席の配置など、随所にセンスの良さを感じました。

この場所、リノベーション前はアクセサリーの作業場だったとのこと。天井の鉄骨や、床を剥がした際に現れたコンクリートの打ちっ放しなどは、その時の名残だそうですが、過去の時間や痕跡を大切にされた空間、建物って、ホント素敵ですよね。

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自分のお家になる訳ですから、くつろぐ時は、ゆっくりと腰を据えて、リラックス。

2階のリビングスペース横にある階段を使い、"さらに上"にのぼると、その先に待っているのは、和テイストなリラックススペース。

1階の共有スペースや2階のリビングルームとも雰囲気はガラリと変わり、和風な雰囲気のロフト付きリビングとなっていました。
こちらのスペースからは、下の様子が見渡せるようになっていて、フロアが異なっていても、住人同士で声をかけあったりもできそう。空間はゆったりとしていて、55インチ大型TVも設置されているので、思わずここで雑談しながら長居しちゃう人っているんだろうな、と思いました。

こちらのロフト、元々は屋根裏部屋だったとのこと。梁など、当時の構造を活かして作られた空間だからか、不思議な安心感を覚えるかもしれません。

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一階のリビングスペースを奥から眺めた様子。天井が高く、開放感も抜群。

 二階リビングルームの"さらに上"には、和風リラックススペース。ロフト式になっていて、リビングルーム側も覗けます。

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こちらは二階のリビング。設置された家具や側面に描かれた壁の模様などからも、空間へのこだわりと愛情を感じましたよ。

ダイニングスペースにもテレビがありました。活けられているバラも素敵だったので、思わずパシャリ。

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おしゃれなキッチンは、業務用の本格派。

「Cube2」のおすすめポイントは、キッチンスペースが2か所あるということ。一つは一階の共有スペース、もう一つは二階のリビングルームにあります。12世帯のシェアハウスで、これだけキッチンスペースが充実している所で、あまり見かけた記憶もない位、充実しています。

オープン当初、一階はレンタルスペースとしての提供も想定されていたこともあって、一階キッチンに関しては「業務用のしっかりした造りもの」を設置されたそうですが、そう聞くと、いつも過ごすお家にこんな贅沢な共有スペースがあるのは、羨ましい限り。料理自慢の方はもちろん、お料理初心者の方も、メモして頂きたいポイントだと思います。

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1階のキッチンはカウンター形式でカフェみたい。シェアメイトとこんな場所で日常を満喫していたら、一人暮らしには、戻れなくなりそう.. 。

2階のキッチンの棚の様子。炊飯器も三つもありますし、重宝されそうです。

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自分のスペースは、モノトーン空間で。マイペースに。

入居者さんのお部屋の様子。(こちらは1階にあるA号室)

こちらのロフトベッドスタイルのお部屋が一番大きいサイズで、広さは8.69㎡。その他のお部屋はすべて8.28㎡ほどの広さとなっています。

デスクやチェアーは白黒基調で配色されていて、スタイリッシュさがありましたし(写真に映せずごめんなさい)床のタイルや壁に貼られた英字のステッカーが個室スペースにも落ち着いた雰囲気を演出していました。個室一つ一つにも、こだわりを感じるのは、やはりお家に愛情を持たれているんだろうな、と感じましたよ。

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こちらは隣のお部屋B号室。ベッドの隣に配置された柱は好みが分かれそうなところですが、良いアクセントになっている気がします。下見の際に是非自分にあうお部屋を見つけて下さい。

2階にあるE号室の様子。こちらのお部屋にはソファーベッドがありました。タイルの模様もより古風で、落ち着いた雰囲気があるように感じました。

 

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共有スペースでも、身近で楽しさを覚える、アイデアが散りばめられた空間。

こちらは1階のリビングスペースの奥にある共有スペース。シェアハウス内に、複数の共有スペースがあるのって、住んで頂ければきっと大きな違いと感じる方も多いであろう、大きなポイント。住居人同士の距離が近くなればなるほど、やっぱり個別に相談したいことってあったりするじゃないですか。

それに、こうしたスペア的な空間でさえも、「映え」を感じる工夫が凝らされているのも感じることができて、オーナーさんの思いというか、職人さん的な思いも感じましたよ。ツートーンの壁を背景に配置されたエンジ色のソファは、思わず写真に収めたくなるくらいシックでお洒落なアクセントと言って良いはず。

また、少し見えずらいのですが、右端の柱には、リノベーション前に住人さんの親戚の方々が集まったときに身長を刻まれた跡が残されていました。洗練された空間の中にも、こうした楽しげな生活の痕跡が残っているのも、温かみがあって素敵ですし、ここに新しく住まわれる方々の楽しげな痕跡も少しずつ刻まれていくのかもしれませんね。

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こちらはランドリー前のロッカーの様子。ナンバーのロゴ一つ一つに思いを感じます。ロッカーを見ているだけで楽しいって、良いですよね。

家の外にある郵便ポストの様子。黒と白が交互に配置されているデザインでした。

 

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「誰かの大切だった場所」を、新しく住む方々にとっても「温かみを感じる場所」へ。

現役のアクセサリー職人であるオーナーの愛情が詰まったシェアハウス「CUBE2」如何だったでしょうか。

空間のクオリティーや、設備の充実さも申し分ないですが、訪問しながら印象に残ったのは、やはり施設内にあるインテリアや家具など細部にまで、こだわりと愛情を注がれている空間が存在しているということ。

大切にしてきた場所が、また別の誰かにとって大切な場所になる。携わった人達の想いが、空間にギュッと込められている場所って、素敵ですよね。

大規模物件ではなく、全12世帯と比較的、コンパクトな物件だからこそ、温かい家族のような絆は生まれやすいはず。

実際に、ご自身が大切なご家族と過ごしてきた大切なお家だからこそ、ただシェアハウスを運営するのではなく、都会で新しく生活を始める人に、出来ればこの場所で生活を始める人達が、近い距離で、第2の家族と思えるような、そんな場所になれば嬉しい。

「人間は一人では生きていけないからね」
「ご先祖様に良い報告ができるかなと思って」

訪問時、オーナーが目を細めながら、そう仰った優しい言葉に、僕も仕事に対する考えに暖かみの大切さを感じた訪問となりました。

都会という資本主義競争の中に身を置きながら、孤独に頑張る時間が長くなると、ついつい視線が自己の営利ばかりに向いてしまいがちですが、大切な人達と過ごした大切な時間、空間を壊し建て替えるのではなく、活かし紡いでいく、という答え。「Cube2」に訪問された方や新しく住まわれる方々が、そんな思いに触れながら、楽しく温かみのある時間を過ごして貰えたら嬉しいです。

この場所で暮らす方々の日々が、一つ一つ丁寧に作られたアクセサリーのように、輝く日々であります様に。

/Author: Daichi, Photo:Ishi

 

CUBE2(キューブ2)
物件詳細CUBE2(キューブ2)
エリア 東京都北区神谷1丁目
賃料 ¥50,000 ~ ¥52,000
アクセス
南北線 王子神谷駅 徒歩5分
JR京浜東北線 東十条駅 徒歩10分
入居者募集 男性, 女性, 30代まで
お問い合わせ

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