・はるかさん:○入居1年4カ月○フリーランス・亜美さん:○入居11ヶ月○旅行会社勤務(社会人1年目)
「食」が惹き寄せるコミュニティ
シェアハウスでの生活は新たな出会いや価値観を育んでもらえるもの。一人暮らしとは違って、シェアハウスで初めて暮らすことは、誰しも不安を持つもの。
そこで、今回はそんなシェアハウスにどんな方々が住んでいるのかを確かめるべく、早速取材に訪問させていただきました!
場所は、大田区上池台にある「食」をテーマにしたシェアハウス「スタイリオ ウィズ 上池台」。何といっても特徴的なのは、大型キッチンなどを兼ね備えたダイニングスペース、ラウンジスペース、ワークスペースによって構成された共用空間があることです。木材の素材感を生かした家具を多用することで、そのやわらかで自然な感触があたたかみのある空間を作り出しています。
また、クリスマスパーティーや誕生日会など、イベントをハウス内で開催し、料理を入居者同士で作ったりするんだとか。施設が充実しているだけではなく、人との交流もしっかりあるのも嬉しいところ。
そんな魅力溢れる場所での暮らしを通じて、視野や価値観が広がったという入居者2名にインタビューをさせて頂いたので、早速その模様を是非ご覧ください!
今回、快くインタビューを受けてくださった2人。終始和やかな雰囲気の中でお話を伺うことができました。
- ---お二人は、シェアハウスは初めてですか?
- はるかさん
-
初めてです。以前は一人暮らしをしていて、今と比べたら、何にも料理も作らなかったです。家に帰って一人になるのがすごく嫌で、家に帰りたくないから、友達とご飯食べていてもまだ帰らないでって言ってました。家が大嫌いだったんです(笑) 今やそれが家が大好きだもん。 早く帰りたい!(笑)
- 亜美さん
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日本のは初めてです。海外はカナダとオーストラリアで、シェアハウスに住んでました。でも、日本のはどういう感じだったのか分からなかったので、入るときはどんな感じかなって思ってました。
- ---このシェアハウスに住んでみてどうでしたか?
- はるかさん
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日々絶対何かしらあるよね(笑) すごい刺激もあるし、色んな人が情報をくれます。今回シェアハウスに住んだから、今私がここまで来たっていうのがめちゃくちゃあって、だから本当にここに住んで良かったと思うし、逆に住んだことない人にその凄さを広めたいって思っています。
- 亜美さん
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シェアハウスには、色んな社会人、お姉さん、お兄さんがいるんです。私は社会人なりたての頃に入ってきたから、こんな生き方もあるんだって学ばせてもらえる場所で、すごく良いです。
入居者が中心となって、イベントを開催しています。シェアハウスなら、ハウスパーティーが気軽に出来てしまいます。
同じ家で暮らすからこそ、「みんなで一緒に作って、笑い合える」
- ---シェアハウスでの一番の思い出はありますか?
- はるかさん
- いっぱいあります。直近で言うと、シェアメイトの送別会。その人が普段ボーダーの服をよく着るから、ボーダーをテーマにしました(笑) なんだそれって思うけど、みんながテーマに沿ったものを作ってきてくるんです。スライドショーと歌まで作って、それをみんなでやろうっていう気持ちになれることが凄いなって思います!
- 亜美さん
- クリスマスパーティーも楽しかった!イベントに呼んだ友達が、「シェアハウスってすごい良いなと思った」って言ってくれたのが嬉しかったです。今でも最後の全員のプレゼント交換の雰囲気が涙でそうなくらい最高に良かったのを覚えています。普段はクールな人とか、そんな喋らない人もさり気なくプレゼント用意してきてくれたんです。その背景を考えると、すごい笑えてきます(笑)
- ---どれくらいの人がクリスマスパーティーに参加したんですか?
- はるかさん
- 40人くらいいたかな。生活スタイル違うからそれだけが一堂に会することって限られてるんです。 みんなどうやってプレゼント選んだんだろうかを考えるとすごい面白かったです。 さりげなく用意したプレゼントを出す感じが、もう(笑)
- 亜美さん
-
意外とみんなちゃんと考えてたよね。 あの瞬間はすごく楽しかった。あの空気がなんとも言えなかったです。
クリスマスパーティの様子。食がテーマのシェアハウスだからこそ、プロ級のものがイベント時には並ぶことも。
ハウス内には、「与えるマニア」がたくさんいる
- ---特に、このハウスの魅力は何でしょうか?
- 亜美さん
- 食がテーマだから、それに集まってくる人たちがすごく良い人たちっていうのが、ここのシェアハウスの強いところだと思います。他はテーマがあまりなかったり、ただ安かったりとかだと、結構色んな人が入ってきたりだとか。それも勿論楽しいんですけど、ここは集まってくる人っていうのは限られている気がします。私、星野源が好きなんですけど、家の中で星野源の音楽が流れていたりとか。 何かしら似ている部分があって、そういう人たちと話すのが好きだし、交流するのが好きです。テーマがすごく良かったと思うんです。
- はるかさん
- 私も食がテーマじゃなかったら住まなかったと思います。何個かシェアハウス見たりしたけど、オシャレな空間だったら今の時代だったらすぐに作れちゃう。やっぱりそこにテーマがあるから、ちゃんとストーリーが生まれる。
- ---テーマが良かったということですね!その他に、このハウスの特徴はありますか?
- 亜美さん
- 与えることが好きな人がたくさんいます。たぶん各階にキッチンが1つずつあったら、こんなに交流していないというか。 みんな話しに来るというよりかは、ご飯作りにくると自分の眼の前で作っていると自然に会話が生まれるんです。そのままご飯一緒に食べようってなって。それが良いのかも。
- はるかさん
- すごいここの人たちのシェア精神を感じました。入ってきて全然まだ慣れていないときに、「これ食べる?」とか皆がくれるんです。自然と打ち解けられたのは、やっぱり食があったからかなって。 与えるマニアというか。
- ---与えるマニアですか!初めてその言葉を聞きました。
- 亜美さん
- そう、与えるマニア!(笑)
- はるかさん
- 本当に与えるのが大好きな人が多くて、ここ座っているだけでいつの間にご馳走が並んでいるんです。何でこんなに美味しいものを食べられているんだろう、何も作ってないのにって(笑) 今日は仕事疲れたから何も作りたくないと思ってここに座っていたら、ここまで持ってきてくれたこともありました!
様々な人と触れ合え、いろいろな価値観に出会える
- ---それでは最後に、これから入居しようと思っている方にひとことお願いします!
- はるかさん
- 是非みんなと話して欲しいなと思います。自分とは違った仕事をした違う価値観に出会って、視野を広げるきっかけにして欲しいです。色んなことを考えている途中段階の人たちも住んでいるから、それが交流のきっかけになります。自分のことを考えるきっかけとして、ここの人たちとの交流を持って欲しいです。あとは、私が初めて入居してきたときのように、「これ飲む?」とか、シェアする気持ちをずっとずっとやっていって欲しいなって。いつでも迎えてくれる空間であって欲しいとすごく思います。
- 亜美さん
- 入居したての頃は、「この椅子は誰かの決まっている席なのかな」と思ってました(笑) 最初は、誰でも勇気がいるけど、この家だったら、ここに座っているだけで良くて、顔を出すだけで良くて、それだけでみんなが楽しく声をかけてくれるんです。とにかく、最初は出てきた方が良い気がします。 一旦、仲良くなってしまえば、何ともないから。きっとみんな優しいと思うから、どこから来たのとかっていう話をしてくれます。この家に来るときはそれさえしてれば良いと思います!
- ---お二人の表情からシェアハウス生活がとても充実しているだな、とひしひしと伝わってきました。はるかさん、亜美さん、本日は貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました!
はるかさんがお気に入りだというキッチン。快く撮影させてくださいました。