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種々の色・柄・形のものをはぎ合わせる工程

人種、出生、性別、価値観など、シェアハウスにはあらゆる面で自分自身とは異なる人たちが集まり、生活を共にします。

もちろん、中にはそのハウスのコンセプトに合った趣味・趣向を共有できる人たちが集まって、共同生活を行う場合もありますが、自分とは異なる考え方や価値観を持つ人と接する機会が持てることがシェアハウスで暮らす醍醐味であったりもしますよね。

言ってしまえば、他人と生活を共にするわけですから、相交われない局面に遭遇することもあるかもしれません。でも、それは他人に限った話しではなく、気心知れた友人であっても、家族でさえも、そのような局面は少なからずあるはずです。

さて、今回ご紹介するのは、日暮里舎人ライナー「西新井大師西」駅から徒歩7分の女性専用シェアハウス「patch work東京北」。あまり聞き慣れない駅かもしれませんが、成田空港まで直結のJR山手線日暮里駅より、13 分の距離に位置し、都内だけではなく、そのまま海外へも足を伸ばせそうな場所にあります。

ハウスの名称でもある「パッチワーク」とは、種々の色・柄・形の小布をはぎ合わせて一つの布、面を作る手芸の技法なのだそうですが、シェアハウスでの生活もきっとこの工程と同じように、一人一人異なる個人が集まり、繋がり合うことによって、一つの意味のある大きな共同体が生まれるかもしれませんね。

ハウス内にはオーナーさんが作ったパッチワークの作品もところどころに飾られているところが、印象的でした。それではハウス紹介へどうぞ!!

「patch work 東京北」物件詳細はこちら 

   

外観の様子

閑静な住宅街に佇む、よく見慣れた戸建住居。ファミリーで住むのなら2世帯で暮らせそうな大きさです。今回こちらの建物を6人用の女性専用シェアハウスへと変貌させたそうです。

ポストは各部屋ごとに分かれているので、他人の郵便物と混同することはなさそうです。

鍵は複製のできないカードキーを採用されており、 警備保障会社とも提携しているため、セキュリティ面はとてもしっかりとされています。

玄関の様子。左側にある棚が靴箱となります。6人でシェアするには、十分な収納ではないかと感じましたよ。

靴箱の棚には、趣のある鏡が置かれていました。深くはわかりませんが、何だか気品があり、価値が高そうです。

また、靴箱の向かい側にはオーナーさんが作ったというパッチワークが。このシェアハウスの名称でもあるように、いろいろな場所にパッチワークが飾られていました。

早速リビングの戸棚を開けてみると、いろいろな手芸作品がありましたよ。どこか懐かしさや、哀愁を感じるのは私だけでしょうか。

メインラウンジ

ダイニングは白を基調としながらも、椅子の座席部分は赤、青、黄、オレンジとカラフルな配色が用いられ、明るい印象を受けます。反対に、リビングは濃い茶系の配色でまとめられ、落ち着いた空間を演出しています。

余計なものが一切なく、とてもすっきりとしています。入居者同士、丸テーブルで食事を囲えば、ガールズトークで会話も弾むかも。

大きな窓から注ぎ込む陽の光は、壁に掛けられた白のレースに反射し、柔らかな光へと変えます。だからこそ、落ち着いた配色の家具がより一層光るのかもしれませんね。

水回り設備

キッチンの設備はシンプルで使い勝手の良さそうな馴染み深い作りとなっています。調理スペースも決して狭くはないと思いますよ。

シンクの様子。

食材を焼いたり煮たりするには、こちらの3口ガスコンロで。

電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫などの一通りの家電は揃っています。

食器はシンプルなものと、和食器があります。料理に合わせてお使いください。

また、たこ焼き器や、ホットサンドを作れる器具もありましたよ。たこ焼きをみんなで焼けば、盛り上がらないことはないですよね。

さて、ラウンジから出たところにトイレがあります。鏡付きの手洗い場もあります。

浴室の前の廊下には、独立洗面台があります。

お風呂場のあるスペースに洗濯機が2台設置されています。無料で使用することが可能です。

大理石を敷き詰めたような高級感漂う浴室は、癒されながら、少しリッチな気分を味わえるのかも。

       

プライベートルーム

居室はお部屋ごとにテイストが異なります。真っ赤な壁紙を用いたレトロモダンなお部屋もあれば、スタンダードでシンプルなお部屋もあります。空室状況にもよりますが、是非内覧の際には各居室をチェックしてみてください。

102号室の様子。和モダンな空間が広がり、部屋の隅に置かれたローチェアは何だか趣を感じます。

別の角度から。床の間や収納スペースが並ぶ壁側には、インパクトのある真っ赤な壁紙が採用されています。

床の間にはハイテーブルが置かれています。ただのインテリアとして使うだけではなく、ちょっとした作業場として、一人でしっぽりと飲むバーテーブルとして使うのもアリなのかもしれません。

201号室の様子。こちらの居室はスタンダードでシンプルなつくりですが、最も広いお部屋で、収納スペースも充実しています。バルコニーにも出られますよ。

そんな中にも、レトロな趣の化粧台が置かれています。大きな鏡が特徴的です。

さらに、居室とは別に収納部屋が付いています。持っている洋服が多くて困るという方も、これだけのスペースがあれば安心なのでは。

202号室の様子。上の201号室と同じく、シンプルなつくりのお部屋です。窓は2面にあるので、採光は抜群。

お部屋に置かれているデスクとチェアは、哀愁さえ漂う良品。少し古さも感じますが、光沢は残っています。

大容量の収納棚。仕切りの高さもそれぞれ異なるので、収納の仕方もいろいろと工夫を凝らせられるのではないでしょうか。

 

女性専用シェアハウスを数多く手掛けるRバンクさんは、「シェアする暮らし」であるからこそ、一人暮らしよりも、快適で安心できるライフスタイルを提供すること常に目標とされているそうです。既存の建物の良い部分はそのまま残し、その中で新しい空間を作り上げるという、時代のニーズに応じた先進的なサービスや事業に取組んでおられます。

さらに、今回ご訪問させて頂いた「pacth work 東京北」は、特にオーナーさんの思いや気持ちがじんわりと伝わってくる、そんな温かみのあるシェアハウスだと感じました。今まで長い間住み続けた家を、次の世代に譲り渡す作業というのは、決して簡単なものではないからこそ、思いもひとしおなのかと想像します。

一枚の布と布を丁寧に縫い合わせるように、人と人との関係を繋ぎ合わせる、その工程を焦らずじっくりと育める環境が整えられた場所に興味がある方、是非一度足を運んでみてください。

いずれそこには人の笑顔に満ち溢れた、素敵な一枚の画が浮かぶのかもしれない、そう考えると、なんだか素敵な時間が過ごせるシェアハウスになるのではないかな、と感じた「pacth work 東京北」でした。

/Author: カガワ

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