クリエイティブも人との繋がりから。
東京都墨田区京島。
以前この町では、町工場の傍らにあるゆずの木が地域との繋がりの場になっていました。
「このゆず、良かったら持って行ってください」
日頃、都会に住んでいるせいにしたくないけれど、どうしてもこのような地域とのつながりが希薄になってしまうのを感じます。皆さんはいかがでしょうか。
今回ご紹介させていただく「京島ゆずテラス」の名前は、そのゆずの木をなんとか残し、ゆずの木を中心にもう一度コミュニティが広がってくれればいいな、という想いから名付けられたそうです。
ハウスのコンセプトは「クリエイティブ系シェアハウス」。
想像、モノづくりに関わる人たちに集まっていただきたいという想いで募集をし、学生から社会人、色々な業種にいるクリエイティブの方が集まったそうです。日々の交流から多くのインスピレーションを貰えそうですよね。
では、ハウスの中を詳しく見ていきましょう!
会話の中から様々なアイデアが生まれる。 |
ここは1Fのリビング。奥にキッチンがあるため、ここに皆さんで集まって会話しながら、食事をするのもいいですね。 クリエイティブな作業って、孤独に考える時間も多いイメージがあるので、この場所でホッと落ち着いたり、会話の中から創作のヒントを貰ったりすることで、気持ちをリセットできるかもしれません。 印象的なおしゃれな照明は、色温度を低めに設定し落ち着きのある環境を作り出してくれます。他にもいたるところに照明のこだわりが詰まっているので、後ほどご紹介しますね。 ソファ奥の棚には、これから入居者さんの好みに合わせて本や雑誌を置いていくそうです。 |
大きな窓からテラスへ出て、ゆずの木を眺めることもできます。
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階段下のワーキングスペース。3Fにも同様の設備があります。
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4Fのリビング。1F同様、リラックスして過ごせそうですよね。 |
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キッチンの先には、先ほどのリビングが見えます。 |
IHヒーターが備わっています。 |
こちらは4Fのキッチンの様子。 | キッチン家電ももちろん用意されています。 |
個室はこだわりの和空間。 |
こちらのお部屋は401号室。スカイツリーが綺麗に見えるお部屋になっています。ライトアップの際はまた雰囲気を変えそうですよね。 また、全室このように小上がりが設置されていて、畳は天然のい草を使用しています。天然い草には温度・湿度の調整機能があり、部屋の温度が上がるとい草が吸収し、乾燥すると放出してくれます。また、い草の香りには気持ちを落ち着かせる効果があり、集中力が増すという研究結果もあるため、集中して創作活動を行うにはこの上ない環境だと思います。 |
天井から吊るされている小上がりの下には収納スぺ―スがあります。 |
ライトは自分好みの色温度に変えることが可能なので、創作活動の種類・気分によって調整することができます。 |
疲れを癒す、極上の時間。
屋上に上がると、路地を歩いているときとはまた違った眺めを楽しむことができます。温かい下町の雰囲気からロマンチックな下町へ。ライトアップされたスカイツリーを見ながらジャグジーに入れば、それを尚更強く感じることができそう。
また、ここからは東京タワーを眺めることもできますし、芝生やハンギングチェアもあるので、のんびりと疲れを癒すことができます。これが日常になってしまうなんて、贅沢ですよね。
それぞれの階へはエレベーターでの移動も可能です。 | 全部屋の郵便受けが設置されています。 |
こちらもライトの色温度によって顔色が変わって見えるミラー。女性の方はメイクの際、好みによって使うことができるのでお試しください。 | 腰かけ付きのシャワールーム。2F、3Fに2つずつ、計4つのシャワールームが設置されています。 |
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下町の温かさに身をゆだねて。 スカイツリーの裏側に広がる下町、墨田区京島。 居心地のいい下町の雰囲気を、ハウス周辺のいたるところで感じることができます。 気になるアクセスですが、最寄り駅の京成押上線 京成曳舟駅から徒歩 6 分。都内の主要な駅へは30分程で移動可能な上に、浅草駅へは直通6分。仕事にも遊びにも便利な環境といえると思います。 ちなみにこの「京島ゆずテラス」。運営者さんが大学時代に下宿生活を送られていたときに感じた、共同生活の良さを元に作られたシェアハウスなんです。そのときには、皆で集まれる共有スペースがなかったため、同じような年齢、同じような志を持っている若い方たちが、一か所に住み、+共有スペースがあったらいいな、という長年の想いが叶えられたもの。 町内では、本格的なお神輿を担ぐお祭りもあり、下町ならではの経験を楽しむことができます。せっかくシェアハウスに住めるのなら、ハウス内だけでコミュニティを完結するのではなく、街に対してもオープンにしていくことも大切ですよね。それが本当の意味での「シェア」になるのではないかと感じます。 温かい下町の雰囲気を感じながら、同じような志を持った仲間たちと過ごす。「京島ゆずテラス」での暮らしは、いわゆる「青春」のような、一生忘れられない日々になると思うのです。
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/Author: Katsumi, Photo:Ishikawa |