面白いアイデアには、面白い人達が集って、面白い場所になるというお話。 |
「ゼロベースからクリエーターが自分の才能を自分の住まいで表現できるシェアハウスを始めたいんです」。 建物自体が3年間限定の施設の為、各部屋や共有スペースも自由な改装もできるという、なんだか心ときめく面白そうな企画は、どんな人達が集まり、どんな空間になっていくのだろうと興味津々でしたが、そのSHARE DESIGNER'S COLLEGE タマプラーザが無事オープンし、この度「入学式」というイベントを開催されるということで、参加して参りました! 桜が咲き、色んな出会いや別れのあるこの季節、みなさんの新しい毎日も既に始まっているかと思いますが、このシェアハウスに入居された方々は、笑い声の多い日々の始まりなんだろうなとも感じたイベントでしたよ。それでは、どうぞ! |
「SHARE DESIGNER'S COLLEGE たまプラーザ」物件詳細はこちら
イベント前に施設内をざっと一周。半年前からの姿が信じられないくらいなんだか豪華な雰囲気に様変わりです。
リビングスペースにはアンティーク家具やビリヤード台が設置され、キッチンには業務用コンロにビールサーバーに、なんとピザ釜までありました!
個室や下駄箱の壁には、ペインティングなど色んなアイデアとあわさって、 オリジナリティー溢れる空間になっています。
入居者の方々が参加したワークショップなどを通じて、カスタマイズされたとのことですが、住居人みんなで何を創り上げるというプロセスが良いですよね。
さて、リビングスペースに行くと、神棚を設けられており、宮司様が既にご祈願の準備をされていました。
ちょっと厳かな雰囲気に若干の戸惑いを感じている入居者の方もいましたが、全員揃ったところで、いよいよ、入学式の始まります。
まずは、「SHARE DESIGNER'S COLLEGE タマプラーザ」のオープンを祝い、市谷亀岡八幡宮の宮司様よりご祈願。
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家屋の守護神や工匠の神様を祀って今後末長くシェアハウス内に禍い無く、入居者の方々が幸せであることを祈って頂いたのだと思います。宮司様に続き、運営者を代表して麻生さん、入居者を代表の方もご祈願をされます。
最後に宮司様より、改めて入居者の方々へご祈願・お祓い頂きます。
ご祈祷終了後、ご神前からお下げした御神酒(おみき)を召し上がり、神さまの霊力をいただいて、、、と思ったら、
ともかく、乾杯して、みんなで祝いましょう!という流れ、ここからは、運営者さんの面白いトークもあって、リビングスペースは笑い声で一杯に。
入居者の男性がサプライズ?で、ケーキが用意されていました。みんなで入学式を祝います。ケーキ入刀の際に、手に持ってた花が燃えたりするハプニングもありましたが、そういう事が、またみんなの笑い声を作っていきます。
さて、ここからは、入居者の中に真剣に音楽の道を目指す方々いるとのことで、歌を披露して下さるとのこと。
入居者のみなさんも、始めて顔をあわせる人達が多いみたいで、興味津々です。
最初に歌ってくれたのは、イタリア生まれイタリア育ちのシンガーソングライター・RYUさん。
リビングスペースが一瞬静まり返って、若干張り詰めた雰囲気の中に表現力豊な歌声がゆっくりと広がっていきます。
力強くもちょっと繊細な声といえば良いのでしょうか。独創的なリズムと歌詞、そして表現する世界観。
色んなモノが自然と心地良い場所であわさって、リビングにいる皆さん身動き一つせず、歌声に見入られていきます。
2曲歌い終えたところで、今度はギターの方が突然参加しての、コラボパフォーマンス。
打ち合わせ無し?で、その場で、できるものなのでしょうか、カッコイイです。
曲調も変わって、アップテンポな感じの曲に。音楽って、空間の雰囲気をガラリと変えてしまうので、不思議ですよね。
曲が終わると、今度はギターの方がソロで歌を披露。まだ18歳とのことですが、まっすぐな歌い方がなんだかとても心に届きます。
音声でお届けできないことが、ただただ残念。純粋な感性に触れたからですかね、「歌って良いなぁ」そんなことを、ふと思いました。
今度は、入居者の誰かが、「ジーン(アメリカ人の入居者の方)も歌うまいよ」の掛け声。
すると、どこからともなく、手拍子が始まって、ジーンさん断り切れず歌う事に、笑)
そしたら、本当に上手いです。会場にいるみんな、ただただ楽しそう。
最後は先ほどのギタリストの方が属しているバンドの演奏。なんだかシェアハウスではなくて、ライブ会場に近い雰囲気でしたが、
将来、ここで本当に本格的にライブなどが行われる日も近いのではないでしょうか。
バンドの方々のお話を聞いてみたところ、なんと先日高校を卒業して、東京で音楽活動を続ける為に入居されたばかりとのこと。
大きな野望と夢を持って、行動を起こす人達が一緒に住んでるというのが、純粋にカッコイイなと思いましたよ。
他にも、クリエーターさんや、演劇をされている方など、日常ではそうそう出会わない方々が多く入居されておりましたが、「ここなら面白いことができそう」、「何だか楽しそう」、「色んな人に会えそう」といった理由で、ここへの入居を決められたそうです。
SHARE DESIGNER'S COLLEGE タマプラーザがあるのは、タマプラーザ駅から徒歩15分と決して好条件と呼べる立地条件にはないのですが、既に満室で予約待ちの状態。 不動産の世界だと、とにかく立地にこだわることが大切だと思うのですが、シェアハウスに住む方が求めているモノは、ちょっと違うのかもしれませんね。
そうそう、忘れてはいけないのが、「SHARE DESIGNER'S COLLEGE タマプラーザ」は3年間期間限定の施設。3年後には、「卒業式」というイベントが開催されるのかもしれません。その時、このシェアハウスはどんな施設になっているのか、そう考えるだけで楽しくもあります。
短期滞在者もいると伺っていますので、空室の予定が入り次第、連絡が欲しい方や、自分も他の入居者と物語を創ってみたいと感じた方、また、住居人のみなさんが手掛けるイベントがあったら、参加してみたいと感じた方は、是非お問い合わせ下さい。
面白いアイデアには、面白い人達が集まって、自然と面白い場所になっていくんだな、そんなことを感じたSHARE DESIGNER'S COLLEGE タマプラーザの入学式でした。
/Author: 森山