シェアハウスの暮らしを通じて、人生の旅人に
Category: コラム人との出会いと暮らしを体験し続けることは、人生を豊かにすること
人間として、成長を止めてしまうことは、幸せになりたくない、と同義語。 成長という言葉に暑苦しく感じる人もいるかもしれないけれど、人生を楽しむ旅の技術を習得すると捉え、前向きに吸収していくことで、より自分が求めている景色を眺めることができるし、様々な経験や出会いは自己成長につながるとても貴重な体験です。 世界中を旅して暮らすというのが出来れば理想ですが、よほど恵まれた環境で生活できている人を除いて、そうもいきません。 そう考えてみると、シェアハウスは身近なところで人生を楽しめる場所に最も近い場所の一つではないでしょうか。 世の中には色んな人が住んでいて、誰だって、その人だけの特別な物語があります。シェアハウスという場を通して、普段接することができない人と出会い、語り合える。そんな時間を過ごしていくと、その人の個性や価値観をより深く知る事につながります。 自分の想像なんかをはるかに超えてくるような多種多様な方との出会いが続くことだってあるはず。 今は実現できていなくても、将来、アーティストになりたい人、会社を立ち上げたい人、ミュージシャンになりたい人。そんな方の現状と描こうとする未来に一緒に触れることで、その人の物語の一部が自分の人生に加わっていく。そんな経験の積み重ねが自分の人生に更なる深みを加えます。 こうした感覚って、実は当たり前のようにありそうで、普段の生活では、なかなか手に入らないような気がします。 それでいて、シェアハウスで出会う人は、日々の生活の上でのとても大切な仲間となるでしょうが、血のつながった家族ではありませんし、殆どの場合、必ず“別れ”もやってきます。そして、次に新しい仲間と出会って行く。それはやっぱり人生という旅を続けているような感覚にとても近いと思うのです。 こういった、人との出会いと暮らしを体験し続けることは、自分の人生を豊かにする大切な糧となります。ちょっと変な話になりますが、シェアハウスにいると、自分や自分の悩みのちっぽけさに気づくかもしれません。 出会う人それぞれ人生の目標も、ライフスタイルそのものも全く違います。自分は自分、人は人。良い意味で、個を尊重し、自分自身のしがらみや常識から解放される人だっているかもしれません。自分の中にある重しが消えた瞬間、どこにだって気軽に旅することができると感じるように。 シェアハウスでの暮らしを経て学ぶことは、“楽しみ”を見つけ、新しい出会いや環境、挑戦が“不安”を“楽しみ"に変えて行くこと。人生の旅の達人になること。幸せって、そんなところにあるように思うのです。 |