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PROFILE(左から)
コトーさん(28歳):○東京都出身○入居2カ月半○会社員(システムエンジニア)、りえさん(36歳):○神奈川県出身○入居2カ月半○会社員(グラフィックデザイナー)、わっちさん(34歳):○北海道出身○入居2カ月○現在休職中(元広告代理店勤務)、セキグチさん:○医者 ※途中から参加 

オープンから3カ月を迎えたシェアプレイス東神奈川99の現在、そして未来

「99人の小さな街」。このキャッチフレーズをリビタの企画担当者さんからお聞きしてから、オープン前にも何度か物件に足を運ばせて頂きました。建物や立地自体もとても魅力的だと思ったのですが、この場所に99人の人たちが集ったら、一体どうなるのだろう。そんな想像を膨らませながら、ハウスから駅までの道のりを歩いていたような気がします。

 

そして、オープンから3カ月が経ち、シェアプレイス東神奈川99(以下:SPH99)には続々と入居者の方々が集い始め、生まれも育ちも異なる、ましてや、入居する前日まで出会うことのなかった人たちとの新たな共同生活が始まりました。

 

そんな折も折、実際にこの場所で暮らしている入居者の方とお話させて頂く機会を頂戴し、インタビューさせて頂く運びとなりました。インタビューでは、SPH99の今現在、そして入居者の方が描く未来の暮らしについてお話を伺いました。

 

特に、シェアハウスに興味がある、もしくは、シェアハウスに住むことを検討しているという方の中には、建物の設備やデザインも重要だけど、実際にシェアハウスの生活ってどうなの?どんな人たちが住んでいるの?と、疑問を抱いている方は多いと聞きます。そんな方には是非とも参考にして頂けたらと思います。

 

それでは早速、インタビューの模様をご覧ください!

 

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今回取材にご協力頂いた入居者の方々。皆さん、人柄が良く、和やかな雰囲気の中でお話を伺うことができました。

 
---まず、シェアハウスに入居しようと思ったきっかけを教えてください。

コトーさん  もともと、3~4年前に仕事を辞めて、ワーホリでオーストラリアに行ったことがあるのですけど、その時に知り合いと一つの部屋をシェアしながら、暮らしていました。なので、シェアに対する抵抗は全くなく、日本に帰ってからも、シェアハウスに住みたいと思っていました。 

りえさん  私は全く逆で、一人暮らしの経験もなく、今まではずっと実家で暮らしていました。でも、そろそろ実家を出たいなと思いながら、いろいろと横浜近辺でお部屋を探していたのですが、なかなか自分の求めている条件のお部屋が見つからなくて。。

わっちさん  例えば、どんな条件だったの?

りえさん  とにかく、広いお部屋が良くて、例えば、ワンルームでも10帖くらいあって、ベランダ付きの日当たりが良いお部屋とか。それでいて家賃はできるだけ抑えたかったんだよね(笑)しかも初期費用のことまで考えると、条件に合うお部屋は当然見つからなく。。そんな時に、シェアハウスという暮らし方を知りました。

 
---シェアハウスはりえさんの求めている条件にちょうど当てはまったということですか?

りえさん  そうですね。日常生活に必要な設備は最初から揃っているため、初期費用を抑えられますし、SPH99は個室も広く、とにかく立地が素晴らしかったので。

 
---わっちさんは入居するに当たって何かきっかけなどあったのでしょうか?

わっちさん  私は、3年前に起きた東日本大震災がきっかけでした。その当時、一人暮らしをしていたのですが、地震が起きてからは一人でいるのがとにかく怖くて。隣人であっても顔さえ知らず、頼ることができなかったので。やっぱり何か起こったときに頼れる人が側にいる生活がいいな、と思っていた時に、リビタさんのシェアハウスを見つけました。

---3年前の大震災をきっかけに、一人暮らしからシェアハウスに移り住んだという方は、私もよく耳にします。

わっちさん  でも、シェアハウスに移り住むに当たって、もともと荷物が多かったこともあり、りえちゃんと同じで、広い部屋が良かったです。あとは、共用部のリビングは絶対にオシャレじゃないと嫌でした(笑)

コトーさん  あと、通勤時間も大事だよね。前に住んでいたところは、職場まで片道1時間半掛かり、とにかく通勤が辛かったんです。往復だと3時間なので、その時間が勿体無いと感じて。

りえさん  あっ、私も実家からだと自転車で12キロも職場まで距離があったので、大変でした(笑)

 

シェアハウスに住み始めて変わったこと、それは生活の全て

 
---皆さん、ここに入居してから2カ月程度とのことですが、シェアハウスに住み始めて、自分の生活で変わった点などはありますか?

わっちさん  すごく変わりました!もう趣味が止まりません(笑)ランニングも始めましたし、登山も始めて、みんなで富士山にも登りました。あとは、ボルダリングとか、コーヒーにも興味を持ち始めて、今では淹れ方なども教わり、ちゃんと豆から挽いて、コーヒーを飲んでいます。とにかく今は、お金と時間が必要です。

---余すことなく、シェア生活をエンジョイしているようですね!趣味も住人の方と共有し合うのでしょうか?

わっちさん  そうですね。みんな、いろいろな趣味を持っているので、最初は興味本位で誘いに乗ってみるのですが、一度チャレンジしてみると、意外と楽しかったり、誰よりもはまってしまったり。。休日は予定をぎゅうぎゅうに詰めて、はしごするくらいです。もうとにかく寝る間も惜しいくらいです(笑)

コトーさん  わっちは、リビングにいる確率が高いよね。いつ寝てるの?

わっちさん  4時、5時までリビングで話しているかも(笑)もう楽しすぎて寝れません。寝不足です。

---本当に生活がガラリと変わったのですね。りえさんは入居前と今現在で変わった点などはありますか?

りえさん  私は正直、実家にいるときは家に帰るのが楽しみとも何とも思わなかったのですが、シェアハウスに入居し始めてからは、家に帰るのが楽しくなりました。頻繁にリビングにいる方ではないのですが、何か寂しいな~と思ったときに、部屋からリビングに向かうと、誰かしら人がいるので、話し相手になってもらったりしています。あとは、自分が病気や怪我をしているときに頼れる人がいるのは、すごく大きいですね。実は今も足を骨折していて、あまり足を動かせないのですが。。(一同騒然)

コトーさん  自分はシェアハウスに入居してから本をよく読むようになりました。もともと本を買ってまで読む方ではなかったのですが、今はここで一緒に住んでいる人たちに頻繁に本を借りています。

 
---何だかお二人とは少し違った変化ですね。

コトーさん  もちろん、みんなで楽しむ時間もあり、帰ってきてからはリビングで大半を過ごすのですが、1時くらいに部屋に戻って、寝る前の1時間程度を読書の時間に充てています。他人から本を借りると、自分では絶対にチョイスしないような本を読むことができるので面白いですね。あと、読書以外で言うと、お菓子作りにはまっています。

---お菓子作りとは、具体的にどんなものを作るのですか?

コトーさん  ガトーショコラやコーヒーゼリー、今日はプリンでも作ろうかなと思っています。

---すごいですね。もともとお菓子作りは得意だったのですか?

コトーさん  昔からお菓子を作ることは好きでしたが、なかなか一人暮らしだと作っても一人では消費できなくて。その点では、シェアハウスだと、作ったお菓子を皆に振る舞えば、余すことなく消費できますし、何より自分が作ったものを美味しいと言って食べてくれるのが嬉しいですね。しかも、ここは台所が広いので、作業もやりやすいです。

わっちさん  本当に絶品なんですよ!でもやっぱり、ここに住んでいる人は料理をする人が多いよね。しかも、女性はパパッと時間を掛けずにご飯を作るのですが、男性は一度料理を始めると、凝りますね。

(開業医のセキグチさんが登場)

そうそう、ぐっさん(セキグチさん)なんかこないだ夜の11時過ぎにカレーをルーから作り始めて、スパイスが足りないからって買い出しに行ったくらいですもん。

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年齢や性別など関係なく、インタビュー中もとても楽しそうにここでの生活を話している姿がとても印象的です。

私のお気に入りの場所~My favorite place~

 
---SPH99には共用のメインリビングの他に、シアタールームや和室、ワークプレイスや屋上テラスなどが用意されていますが、特にお気に入りの場所などはありますか?

コトーさん  僕は今座っているソファ席ですね。一番寛げるのがこの場所です。晴れている日の昼間なんかはちょうど陽が当たって、心地良いんです。ちなみに、インタビューが始まる前まで、ここで昼寝をしていました(笑)

わっちさん  私もこのソファ席がお気に入りです。

りえさん  私もここが好きです。

---皆さん、この場所がお気に入りなのですね。やはりゆったりと腰を下ろし寛げる空間というのがポイントなのでしょうか?

りえさん  そうだと思います。あと、2号棟は中央のROJI(路地)から枝分かれするように細切れの空間が広がっているのですが、和室とかは適度に閉鎖されている感じが落ち着きますね。

コトーさん  そうそう、和室も落ち着くよね。読書をするときやちょっとした作業や勉強をしたいときには、ちょうどいい空間。

---そうなんですね。リビングの隣にあるシアタールームなんかもよく活用されるのですか?

わっちさん  映画もよく観るのですが、それ以外にもスポーツ観戦するのには最適な場所なんです。ソチオリンピックの開幕式もみんなでここで観ましたし、今年は6月にW杯があるので、みんなで集まって応援したいですね。 

---セキグチさんは医者というご職業に就き、24時間365日対応しなければならないということで、あまり家にいる時間とかはありませんか?

セキグチさん  いえ、家にいる時間もありますよ。よくこのリビングに顔を出しています。あとは、お部屋もガレージタイプで気に入っているのですけど、何より往診車を駐車できるのがありがたいですね。

---駐車料金はどれくらい掛かるのですか?

セキグチさん  無料です。ガレージタイプのお部屋はそれが魅力的なんですよね。車を持っている人にとっては、とても助かりますね。

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こちらは、コトーさん、りえさん、わっちさんがお気に入りのソファ席。デザインだけでなく、座り心地も◎

入居者の方と仲良くなるコツ

 
---SPH99はその名のとおり、99人が住む大型シェアハウスとなっているわけですが、初めてシェアハウスに住む方や今現在、入居を検討している人たちに対して、入居者の方と早く打ち解けるコツなどあればお聞かせいただけますか?

わっちさん  そんなに最初から構える必要はないと思います。みんな基本的には新しく来た人たちに対してウェルカムな空気なので。もちろん、初めは緊張するかもしれませんが、皆ここへ引っ越してきたときには少なからず同じ思いを経験しているわけで。とにかく、最初の一歩だけ頑張って踏み込んでくれたら、仲良くなれると思います。

---具体的に何か方法や手段などがあれば教えて頂きたいです。

わっちさん  そうですね。。入居した時に、ちょっとした手土産などがあれば、自分から一歩踏み出す間もなく、みんなすぐに駆け寄ってくると思いますよ(笑)

---なるほど。食べ物で釣るわけですね(笑)でも、すぐに実践できそうで、良いかもしれませんね。コトーさんはいかがでしょうか?

コトーさん  僕は挨拶だと思います。礼儀としてだけではなく、挨拶からコミュニケーションが始まるケースは多いですし、挨拶をされて悪い気になる人はまずいないと思います。僕なんかは、家に帰ってきて、「おかえり」と声を掛けられるだけで幸せな気持ちになるので、やっぱり挨拶は重要かな、と。

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ソファに座って話していると、自然と人が集まります。皆さん、この場所を訪れた人を見つけては、手を振って呼び掛けていました。

入居者が語るSPH99の魅力

 
---ここまで、いろいろな質問をさせていただきましたが、改めてSPH99の魅力を教えてください。

りえさん  私は、もともと内覧をさせていただいた時に、建物の最上階にある屋上テラスが最後の決め手となりました。屋上からは横浜の景色を一望できるだけでなく、晴れている日は富士山を拝むこともできます。是非一度この場所から見える景色を見てほしいです。

わっちさん  私はリビングの質感の良い家具がとてもお気に入りで、実際に近くで見てみたり、手で触ってみると、意外とチープな家具とかもあると思うのですけど、この家のは本物です。さすが、リビタさん(笑)それと、ここは本当に横浜の中心部に位置しているので、横浜を存分に味わいたいという方にはオススメですね。ランニングをしているときなんかも、視界に飛び込んでくる景色が、THE・横浜といった景色で、みなとみらいも一望できます。横浜に住んでいるのだな、という優越感にも浸れます(笑)。

りえさん  それと、駅からハウスに向かうまでの道のりに図書館があるので、本を買わずに済みます。返却も何かのついでにできてしまうので、とても便利です。

---皆さん、それぞれ魅力に感じるポイントが異なり面白いですね。あとは、童謡の歌詞にある「友達100人できるかな」ではないですが、ここに入居すれば、知り合いや友人が一気に増えますよね。

コトーさん  そうですね、間違いないですね(笑)

---99人という規模感に抵抗は感じませんでしたか?

わっちさん  私は全く。むしろ多いに越したことはありません。顔と名前を覚えるのが大変なくらいですね。なので、これからたくさんの人たちに会えるのが楽しみで仕方ありません。

---確かに、名前を覚えるのは大変そうですね。まだオープンから間もないということもありますが、ハウス内で入居者同士が交流を図れるイベントなどはありましたか?

わっちさん  最初にオープニングパーティーはありましたが、今では住人同士で定期的にイベントを企画しています。特に鍋とかは頻繁にやっていますね。あと、今日も何人かでレンタカーを借りて、早咲きの桜を見がてら、温泉に行っているみたいですよ。

---何だか楽しそうですね!そういったイベントの告知や皆との情報共有はどのような方法でしているのですか?

コトーさん  呼び掛けはfacebookやメーリングリスト、あとはリビングの入口側にあるメッセージボードを使っています。

---メッセージボード?壁一面に地図などがプリントされているホワイトボードのことですか?

わっちさん  そうです。私が入居した時には、既にいろいろと書き込まれていて、最初はスーパーとかコンビニでさえも、どこにあるのかもわからなかったので、大変助かりました。

---なるほど。オススメのスポットを皆で情報共有できるのはいいですね。

わっちさん  つい先日には、近くにあるリビタさんのシェアハウスに住んでいる入居者の方が遊びに来てくれて、美味しいレストランや意中の相手を一発で落とせるBarなんかも教えてもらいましたよ(笑)

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メッセージボードのマップには、それぞれがオススメするスポットが書き込まれています。

これからのSPH99活動計画

 
---それでは最後に、SPH99の皆でこれからやってみたいことや取り組みたいことなどがあれば教えてください。

コトーさん  そうですね。。この場所が居心地が良すぎるということもあるのですが、暖かい季節になったら、みんなと外に出て食事をしたり、ドライブをしたりしたいですね。

わっちさん  私はまだみんなで旅行をしたことがないので、旅行に行きたいです。日帰りでのお出かけはしたことがあるのですが、泊まりでいろいろなところへ行きたいですね。あと、夏には、屋上から横浜の花火が見えるそうなので、とても楽しみにしています。

りえさん  屋上でビアガーデンするのも楽しそう!また人が増えてくれば、楽しみ方もたくさん広がるので、これからが本当に楽しみです。

---何だか皆さんの生き生きした表情を見ているだけで、シェアハウスでの生活がとても楽しく、充実しているだな、とひしひしと伝わってきました。本日は長い時間お付き合い頂き、本当にありがとうございました。

今回のインタビューを通して印象的だったのは、皆さん、ここでの生活を充実させよう、存分に楽しもうという意欲に溢れていたということ。それは、「良い作品を作ろう」という、どこかものづくりにも似たような感覚で、このシェアハウスを皆で良いものにしていこうという意気込みが感じられました。

 

だからといって、鼻息荒く、ある種の使命感に駆られて、必死なわけでは決してなく、適度に肩の力が抜けた雰囲気が妙に心地よかったです。

 

季節の移り変わりと同じくして、入居者と共に日々変化を遂げるSPH99。是非この場所の現在、そして未来を見てみたいと思う方は、お気軽にお問い合わせしてみてください。
 

 

魅力的な「まち」とは、その地域の歴史や産業、コミュニティなど様々な要素が起因し、ただ多くの人が住んでいることだけでは、成り立たないと思うのですが、そういった意味では、ここSPH99は魅力的な「まち」へと変貌を遂げる可能性に満ち溢れている気がします。それは、ユニークな場所に様々な境遇の人たちが集まっているからであり、日々の暮らしを充実させようという意欲やパワーは計り知れない大きな原動力となって、この場所を新たなステージへ導いてくれるのではないでしょうか。
 
Author/加川 真也
東京シェアハウス合同会社 マネージャー兼エディター。自慢できることはシェアハウスに訪問した数(300物件近くになるかと)。また、現在某シェアハウスに入居中。入居者の立場からも、シェアハウスの魅力を伝えていければと思っています。