事業者インタビュー:三浦大輔(株式会社シェア・デザイン)
Category: インタビュー株式会社シェア・デザイン 三浦 大輔。元ラガーマンで高校ラグビー部の誰もが憧れる花園にも出場した経歴がある。現在は、主にハウスのマネージメントや内装のアレンジなどを手掛ける。
自分たちが面白いと思うものだけを追い続ける
シェアして住むだけでは面白くない。そう話して下さったのは、株式会社シェアデザインの三浦さん。株式会社シェアデザインは、CMに出るほど有名なものや大型なものも含め、今まで数々のシェアハウスを手掛けてきました。常に面白いものを求め、それに関わる人がどんな反応を、変化をしていくのかを見る事が楽しいということで、今回もシェアハウス×カフェという新しい挑戦に踏み込んだそうです。
株式会社シェア・デザイン代表・麻生社長の想い、カフェオープンまでの道のり、そしてこれから。今回もまた一つ、素敵なストーリーをご紹介したいと思います。
- ---まず初めに、リバーサイドテラスを作ったきっかけを教えて下さい。
- 三浦さん
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今のシェアハウスは、SOHO(small office/home office:事務所兼住居)として使えるものが少ないと思っていて、ならば1階にカフェを併設してみたらどうかと思いつきました。あとはエリア的な良さもありますね。
- ---エリアの良さとは具体的にどういったことでしょうか?
- 三浦さん
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最寄りが中目黒で、そこから歩いてくる道のりにはランチが食べられる場所がたくさんあるのですが、この辺りになると気軽にお茶を飲める場所が少ないんですよ。シェアハウスにカフェを入れたいというのは、元々うちの代表がずっと考えていたことだったので、場所的にもここでやるしかないと。
- ---代表の麻生社長はカフェ好きなのですか?
- 三浦さん
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そうですね、結構。一年くらい前から、パンを作れるようになりなさいという指令がうちの代表から出ていて、パンの工場に見学に行ってパン作り体験をさせられたりもしましたね。そこからこだわっているみたいです。
- ---すごい指令ですね(笑)。そこで習得したパンのスキルは今回役に立ちましたか?
- 三浦さん
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まさか本当にカフェが出来るとは思っていなかったので、今はまだ生地の厳選くらいしか出来ませんが。将来的には僕もしくは別の従業員が職人レベルのものを提供できれば、と思っています。もしくは住んでいる人でカフェやパン作りに興味がある方がいれば手伝ってもらいたいですね。
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---ということは、やっぱりカフェ好きに入居して欲しいですか。
- 三浦さん
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ええ、おすすめしたいですね。一応方向性としてはうちの会社で併設のカフェは運営して行くのですが、将来的に住んでいる方でカフェを運営したいという方がいれば、カフェ自体をレンタルして運営することも可能にしたいなと。本当に実際やるかは分からないんですが、コンセプトの中にはその思いも入っているので。うちのカフェでアルバイトとして働く事も可能なので、出来るならば入居者の方にも一緒に手伝ってもらいたいですね。移動しなくても良いので楽ですよ!笑
何かと何かを組み合わせることで、面白い化学反応を引き起こす
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---本当に実践的で自由なシェアハウスですね。
- 三浦さん
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うちの会社はとにかく面白い事が好きなので、面白いものを出来る限り同じ建物に詰め込んで、住んでいる方がどのような反応をするか、面白い情報を発信するのかみてみたいんです。カフェのテラス席はペットOKですし、地域の方にも使ってもらえるようにオープンするので、そこからもまた新しい化学反応が起きれば良いと思っています。
- ---シェアハウス×カフェということですが、どのような暮らし方を描いていますか?
- 三浦さん
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SOHOのイメージで借りられた方は、事務所のお茶出しとしてカフェを使ってもいいのですが、打ち合わせが終わったからカフェでもう少しゆったりと話をしましょう、という使い方もして頂けるのではないかと。逆に、カフェが併設されているので、部屋から電話を貰えれば、キッチンからコーヒーをデリバリーすることも可能です。住んでいる方も友達を部屋に呼んで、部屋でお茶を頼んで飲むも良し。とにかく面白く使ってもらえればいいなと思っています。
- ---ありがとうございます。では最後に、読者のみなさんに一言お願い致します。
- 三浦さん
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シェアデザインはとにかく色々な人に面白いなと思ってもらえるものを常に探しています。ただオーソドックスに、きれいなリビングがあって、きれいなキッチンがあって、さあみなさんここに集まって下さい、ということはしません。そこにプラスαで面白いと思ってもらえるものを、自分たちは提供していきたいです。なので、これからもシェアデザインのシェアハウスを楽しみにしていて下さい!