Cocoroシリーズに新たなラインナップ。デザイン性と機能性を兼ね備えた空間。 |
住まいと人との関係性。生活しやすい住まいを創造する上で、人がその場所で日常生活を送っている画を思い浮かべながら、設計し、建物をつくり込んでいくものの、実際にそこで暮らし始めると、日々の生活を送るうえで、足りないものに気づくことは少なからずあるかと思います。 それは、人と人とが深く関わり合うことにも似て、最初は気付かなかったけど、より関係性が深くなるほど、意外な一面や本当の姿というものを知ることができるのではないかと思います。 そこで、今回ご紹介するのは東急東横線「大倉山」駅から徒歩7分の女性専用シェアハウス「Cocoro大倉山」。既にオープンしてから4年経つのですが、この度、共用部を新しく改修したとのことで、取材に訪問させて頂きました。 改修にあたり、実際に日常生活を送る上で、不便だと思う点や、もっとこうしたら使い勝手が良いと思う点などを、入居者の方の生の意見を取り入れながら工事に取り掛かったとのことで、見た目はさることながら、機能性という点にも是非注目して見てみてください。 それでは、早速ハウスの中を見てみましょう!! |
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こちらのシェアハウスを運営するのは、株式会社アルコデザインワークスさん。独立する前は、住居やホテルなどの企画・設計・空間デザインの会社に勤めていたという経緯もあり、デザイン性と利便性の両方を兼ね備えたハウスを展開されている印象があります。一貫したテーマで統一された空間は「Cocoro」というブランドとして、今後新しく展開されるハウスにも適用し、シリーズ化していくとのお話でした。
また、今回の共用部の改修に関しては、入居者の方のニーズを取り入れながら、よりシンプルで使いやすい空間づくりを心掛けたそうなので、入居者の目線に立った運営をされている点もポイントが高いのではないでしょうか。
尚、訪問時には入居者の方が既に住んでいたため、ご紹介できなかった個室についても、今後いくつか改修を検討されているとのことなので、追々サイト上でもご紹介できればと思っています。
家に帰れば、暖かみのある照明に、質感の良い家具が取り揃えられた空間がお出迎え。お気に入りの場所はグリーンのソファ。平日は少し早起きしてコーヒーを片手に、ゆったりと朝食を摂るのがいつしか日課に。タブレットでレシピを見ながら、料理に励み、仲間と食卓を囲む休日。
運営者さんからの説明を受けた後、改めて共用部を見渡すと、そんな日常の風景がスムーズな流れで、すーっと頭の中に思い浮かんだのですが、きっとこれもデザイン性だけではなく、しっかりと機能性にもこだわられたからなのかもしれませんね。暮らしやすい住まいとは何なのか、改めて深く考えさせられた訪問でした。
/Author: カガワ