我々のサイトでもご紹介している「OLIOPO西新宿」。このハウスの内覧会と併せて、
シェアハウス運営者の方々が集まる勉強会があるというので、参加して参りました。
最近、新規オープンのシェアハウスが非常に増えているようですが、それ以上に驚きなのは、やはり数年前と比較して、
「おしゃれ」で「清潔」で「立地条件」も良くて、それでいて「リーズナブル」なシェアハウスが非常に多いように感じること。
快適な暮らしを求めている立場の方からすると、ただただ嬉しい限りのことですが、
でもそれって、「良いシェアハウスを運営しよう」と日々勉強し、居住空間の質を高め続けている
「縁の下の力持ち」的な活動をする運営者さんがいるからだと思うのです。
ですので、今回はシェアハウス業界のちょっと裏側をご案内しちゃいます。
「シェアハウス」というライフスタイルが楽しくでしょうがない、とか、いつか、自分でシェアハウスを運営したいと思っている方は、
こうした「勉強会」を見つけて情報収集するのは、悪い話ではないですよね。それでは、どうぞ。
今回の勉強会の会場は、新規オープンした「OLIPO西新宿」のリビングスペース。
大型テレビにハウス内の設備やスペース、プレゼン資料を映しながら、
運営者であるオフィスシントウの丹田さんより、このシェアハウスオープンに至るまでのストーリーや、
注意した事、こだわったこと、シェアハウスの住居人の最近の傾向などをお話されます。
ハウスの空間に関しては、実際に設計された建築士の方より、詳細についてご説明。
演出する居住空間を採光、防音にこだわりながら、設計された話などをお話頂きます。
●こちらが、同じ間取りの、302号室と、402号室。すぐ上が屋上である402号室は暑くなりやすいため、天井が付き。採光も加味して窓の大きさなどを異なるようにと、説明されないと我々のような素人には分からないことがたくさんありました。 |
●網戸に関しても、使い勝手やデザインを優先しつつ、余計な工事の必要の無いものをチョイスされたみたいです。 |
空間デザイナーの先生の話の後は、引き続き丹田さんより、入居者さんの視点に立った上での、運営者さんが常に頭に入れておくことのお話。
コストであったり、費用対効果であったり、告知方法であったり、本当に色んな側面から説明されていきます。
●ランドリーやシャワーはコイン式ですが、その分、共益費(光熱・水道・ネット)が安くできるそうです。入居者さんが公平に設備を利用出来ますし、使い勝手や設置費用を入念に調査したからこその選択なんだそうです。 |
本当に驚いたのは、実際にかかった諸経費やコストパフォーマンスとか、そのままスライドに映して、説明されていたこと。
そこまで全部オープンで話していいのかな、、と感じましたよ。
でも、部分、部分で会場に参加された方も皆さんシェアハウス運営者ですので、
「無線LANの導入はもっと安くできるんじゃないか」
「共有スペースにそこまで、お金をかける必要があるのか」
「こうした備品よりも、どこどこの備品の方が受けがいいのではないのか」
厳しく、鋭い質問も多くて、それがまたびっくり。
そんな質問を受けた際も、シェアハウスでの経験やエピソードを交えて、
多くの選択肢の中から、優先事項を明確にして決断された回答をされていくので、
正直、セミナー顔負けの勉強会。
●一つ一つのお話を聞き逃すまいと、皆さん必死に耳を傾けていきます。 |
勉強会の後は、シェアハウスの運営者さんで、懇親会という流れ。
料理を準備しているのは、以前シェアハウスのオーナーさんインタビューでも
登場頂いたD-ハウスを運営されている大門さんだったので、これまたびっくり。
※シェアハウス業界は狭いです。
●D&Kハウスの大門さん。下の写真は大門さんがお手製のお料理です。 | |
そういえば、D-ハウスをオープンされるとき、「料理な好きな人に住んで貰いたい」と言われていたのですが、
大門さん本当に料理が上手です。
その後は、食事とお酒も交えながら、シェアハウスの話を中心に色んなお話に花が咲きましたよ。
本当に「色んなお話」。笑
でも、シェアハウスの勉強会に参加されている人達のお話を聞いていて、印象的だったのは、シェアハウス自体がまだまだ確立していない業界だけに、自分なりの運営をしている方々ほど、
他社さんの事例や業界の動向など、情報交換をしていくんだな、ということ。
そして、「類を引きて友を呼ぶ」というんでしょうか、皆さん、なんだかんだあっても、「人が好き」みたいなところがあって、
こういう方々がいるから、今のようにシェアハウスが普及してきたんだなぁとつくづく感じました。
ハウス内にある収納箱一つに対しても、「どこで購入すれば安い」とか、
「手作りで出来る」とか、「センスが良い、悪い」とか、数時間ずっと熱く語り合える仲間がいるのは、
幸せなことなのかもしれないですね。
※正直、途中からは、どこかのシェアハウスに遊びに来たような感じでした。(笑)
●手作り収納のひとつとしてご紹介された、ダイニングテーブルとテレビ台。天板は同じ素材です。 | ●棚ひとつにしても、デザインや費用、様々なことを考慮されています。 |
一般の賃貸と違って、色んなアイデアをサービスとして、シェアハウスに取り入れることができることは、シェアハウスの魅力の一つだと思いますし、これからのライフスタイルは、ただの「暮らし」ではなく、「暮らしを通して、つながっていく」というのが、主流になるのかなと感じた懇親会でした。
そういえば、我々のサイトも、サービス開始から、おかげさまで掲載物件数が100を超えることとなりました。
ただただ、無我夢中で、走り続けた4か月でしたが、少しずつ思い描いていたサイトに近づているとも感じています。
これからも、皆さんが快適に暮らせる、良い出会いがある、楽しくて、ゆかいな思い出が残せる、
そんなシェアハウスをご紹介していきたいと思いますので、今後とも「東京シェアハウス」をご愛顧賜ります様、お願い致します。