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東京に戻る人も、はじめての人も。

ほんの数年前は想像すらできなかったコロナの出現による自粛生活を経て、当たり前に考えていたワークスタイルや価値観も色んなコトが大きく変わってしまった気がします。

人とのつながりを大切に考えていた僕らにとって、人との接触を避けるべきという新しいルールは、仕事の進め方や情報配信、活動そのものにも沢山の問いや疑問を突きつけられている様で、行き場のない違和感を抱え込みながら過ごす期間でもありました。

今回の出来事で、東京を離れたり、仕事を辞めることになったり、ライフスタイルの変更を余儀なくされた人も多いと思いますし、これから先でどんな未来を目指せばいいのか、沢山の不安を抱え込んでいると多いと思います。

様々な葛藤や矛盾と向き合いつつも、時間だけは不公平なまでに平等ですが、僕らのサイトを見てくださる方々の中には、このタイミングで東京に戻ろう、上京しようと考えている人も少なくないのではないでしょうか。

「何が正しいとか」とか「これからはこうすべき」といった未来を見出すことは難しいけれど、周囲の人や社会と一定の距離を置き続けたことで、孤独を感じている人もいるだろうし、僕らの役割は、そんな方々に少しでも安心・安全に感じてもらうような、日常がちょっと良くなるよなシェアハウスを紹介していくことだと思うので、今回は、コロナ架での活動状況を伺った運営者さんと取り組みにも触れてみたいと思います。

引越しは検討をしていても、時間は意外とかかるもの。日常を良い方向に変えたいと思っている誰かの役にたってくれることを願って、少し角度を変えながら、今回は記事を書いてみたいと思います。

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サブカルだけじゃない下北沢も楽しむ。「BeGood下北沢

まず初めにお話を伺ったのは、「BeGoodJapan」さん。

外国人の住人さんが多く、国際交流も盛んなBeGoodJapanさんのシェアハウス。
コロナ禍で留学生の数は減少したというものの、元々日本に長く住んでいる外国人の入居者さんは今も一定数いらっしゃるのだとか。

東京の街を歩くと数年前の光景が嘘のように海外からの旅行者の姿を見ることは減ってしまいましたが、英語に触れたい、話したい、語学はやっぱり日常の中に当たり前の様にあって欲しい、そう考えてる人も多いと思うのです。

多国籍な方達と大勢でのパーティーを叶えるのは難しいと思いますが、日常の中に国際交流を少しずつ取り戻したいと感じている人は、足を運ばれてみると新しい発見があるかもしれません。

コロナ禍での活動を運営者さんに伺ってみた所、緊急事態宣言期間中には、入居希望の方と接触されないよう、運営者さんが電話やオンラインで付き添いながら、シェアハウスもお一人で内見する形を取っていたそうです。玄関はオートロックですし、一人一人に個別の解錠ナンバーが割り当てられるシステムとうことで、評判も良かったそうです。仕組みを知ってしまえば、対応は可能だと思いますが、騒動が起きた中で臨機応変に対応頂けるという柔軟さが運営者さんにあるのは、共同生活を送るにあたって、心強くもあるポイント。

僕らのサイトでも以前、紹介させて頂いた事もありますが、下北沢にある「BeGood下北沢」も人気物件の一つ。

駅前にある下北線路街の再開発で注目を集めている下北沢駅から徒歩8分。閑静な住宅街のエリアに位置するシェアハウスです。

コロナ禍は、人との距離をおいて、デジタルにどっぷり浸かった方も多いと思います。久しぶりにサブカルの雰囲気に触れたい、日常に多文化を感じてみたいなと考えている方は、ぜひご検討ください。

コンクリート打ちっ放しの壁に、個性的なダイニングチェアたち。 ソファでハウスメイトとおしゃべりしたいり、寛いだり。
キッチンの様子は、こんな感じ。

シンプルに、設備がまとまったお部屋。壁際のラックもクールです。

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夜景を一望できる屋上が嬉しい「R∞F明大前

一人で孤独に暮らすのは嫌だけど、この時期に他人との共同生活は不安だという方もいらっしゃると思います。

大型の物件であれば、使用できるスペースは多いけど、往々にして郊外にあったり、そこまで大人数で住みたい訳じゃないし。

そんな方にその存在を知って欲しいのは、アクセスの良い街、場所で展開されつつも、屋上があるシェアハウス。
何かあったときに、空や街を眺望しながら、空気を吸い込める環境って、良いと思うんですよね。

そんなポイントを抑えながら物件を探していくと、周囲からも、よくお名前を聞くのが「R∞F 明大前」。
都会、東京の夜景も遠くから一望できるループトップ付きのシェアハウスです。

運営されているのは、空間デザインを大切にされている株式会社シェアカンパニーさん。緊急事態宣言中のお話を伺うと、こちらもオンライン案内での対応をされいたそうですが、解除後の今は、対面での内見案内に、徐々にシフトされているとのこと。

理由を伺うと、今、大切にされてるのは、入居者さんが先輩入居者さんに溶け込みやすいようサポートやフォローすることだそうです。
人それぞれ相性もあれば、どんな方と一緒に住むのか、選べる訳でもないので、出来る事に限りはあるとは思いますが、それでも入居者さんに対して運営者さんが何を大切に考え、運営されているのか、シェアハウスを選ぶ時は、意識してほしいポイントでもあります。

コロナ禍は殆どの方が何かしらの我慢を強いられていたと思うだけに、以前より余裕を保つのは難しいはず。快適なコミュニケーションは約束できる物でも、ありませんが「一人で暮らすのは嫌だし、誰かの存在を感じながら、都心の近くに住んでみたい。」そんな思いを感じている方がいらっしゃいましたら、是非どうぞ。

新しい入居者さんには、入居者同士のグループチャットで「日曜日、屋上でご飯食べるけど、一緒にどう?」と声がかかったり事も、自然とあるのかな、と感じました。

最寄駅の京王線代田橋駅から徒歩7分。
少し歩くと、京王線、京王井の頭線の2路線が利用できる明大前駅も。新宿、渋谷両方へのアクセスが良いのも魅力的。

シンプル&ナチュラルなテイストの落ち着く空間。

気分を変えたい時やお仕事、読書にも良さそう。
個室はコンパクトながら家具が揃っています。 この開放感!晴れた日には、ここでご飯会が開かれることも。

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渋谷から程近い住宅街「TOKYO SHARE BOND 駒場

「コロナ禍で、人気の物件って、どこですか?」緊急事態宣言中、一番多かった質問はコレかもしれません。

郊外の大型物件に人気が移ったという記事を拝見することも多いのですが、僕らのサイトでいうと、不思議と思う程にアクセス数が多かった「TOKYO SHARE BOND駒場」。

何を持って人気なのか、議論の余地はあると思うのですが、こちらの物件は渋谷駅から2駅の駒場東大前駅が最寄りのシェアハウス。駅から徒歩1分というロケーションの魅力はもはや言うまでもないはず。

運営する株式会社マーヴァラスさんは、シェアハウスの設計や建設まで行っていることもあり、僕らが知る限り、入居者さんが家の中で過ごす時間が増えることを見据えて、いち早く個室数を減らす決断とともに、リビングを拡張しワークスペースを設けるなど活動された運営者さんで、僕らメンバーの中でも、担当の方の丁寧な対応が評判だったりします。

入居前の内覧や面談は可能な限り、オンライン対応に移行されていたそうですが、あわせてオートロックの玄関ドア、建物には防犯カメラの設置など、セキュリティ面の見直しもされたのこと。コロナ架で行った良かった改善ポイントを伺うと、コーヒー好きな住人さんがいたので、リビングに新しく導入したデロンギのコーヒーマシンの大活躍だったとのご返答。

不特定多数で、個性豊かな方々が一緒に済むライフスタイルなだけに、物件をおすすめするのは難しくもありますが、状況に応じて臨機応変に対応してくれる運営者さんの存在はやっぱり大切に感じます。

東京大学の駒場キャンパスにも近いこのエリアは、閑静な住宅街でありながら、隠れた名店も多い場所。

コロナ禍になる前は3~4ヶ月に1度、パーティーの開催もあったそうですが、今は感染対策のため一時見送りにされてるそうです。それでも、「今日はパン焼いたから、みんな食べてね〜!」「乾燥機、終わったよ。次の方どうぞ。」とグループLINEのやり取りも盛んだと嬉しそうなご報告が印象的でした。

「在宅ワークも増えたけど、なんだかんだ、出社する機会は不定期であるし、やっぱりアクセスの良さも捨てがたいんだよな」。そんなフレーズに共感してしまう方、次の暮らしの選択肢に加えてみるのは如何でしょうか。

 拡張されたリビングスペースの様子 このチェアから動けなくなりそう。
在宅ワークが増えることを見据えて、設置されたワークスペース。 個室に洗面台のあるお部屋も。
 

自分の未来は誰の為?

限られたルールや時間に向き合いながら、僕らも自分たちの活動や日常をどうやっ過ごしていくべきなのか、本音を言えば、物凄く悩みましたし、一部では、コロナが収束したと言われつつも、これはきっと過去形ではなく、暫く現在進行形で続いていくことなんだろうな、と感じてもいます。

とはいえ、人と関わらない生き方が正しい訳もないし、こうした騒動を経た事で、日常に関わりあう周囲の人達との支え合いを大切にし、一つ一つと向き合う事の重要性を認識することもできました。特に、実際に「場」を提供する運営者さんから、試行錯誤を繰り返されているお話を伺うとことで、何を大切にすべきなんだろう、と改めて考えるきっかけにもなりました。

コロナの影響で、仕事を変更したり、地方に戻られた方も少なくないと思うのですが、その一度の変化で人生終わる訳でもなくて、これからもずっと続いていくのも、悔しくも事実なんだと思います。

マスメディアに取り上げられて一躍有名人を目指すより、身近な人たちと、楽しく有意義な時間を過ごしたい。以前よりそう考える方も増えたのではないかと思いますし、そんな状況で、特に最初の一歩を踏み出すときに、シェアハウスというのは、大事な役割を担う可能性もあるはず。

今回のコロナ騒動がなければ、気づくこともなかった価値観も多いのかもしれません。悩み反省というより、周囲の人に感謝や活動を肯定するような習慣が大切に思うし、自分はこれから何を大切にしていこうか、と密かに考えていたら、お話を伺っている際、運営者さんから「仕事だけの人生を少し離れて、バイクで国内をツーリングする時間を増やしたんだよね」と嬉しそうに報告頂く機会もありました。

運営者さんの苦労を長い間、聞いていた立場としては、そんな会話のやり取りがちょっと嬉しくもありましたし、そうしたお話を伺うことで、どこか感じていた焦りも薄れたというか、肩の力が不思議と軽くなったような気もしました。場を創る人も含めて、関係する人達それぞれが大切にしたい事にもっと意識を向けながら、バランスを保つようにこれからの暮らしが変わってくんだと思います。

社会の流れに呼応するように、誰もが自身のライフスタイルと向きあい、住む場所や空間のあり方など、必要とする情報も変わっていくと思うので、そうした流れに意識を向けながら、そして僕らも自分たちが大切にしたい価値観と改めて向き合いながら、これからも活動を続けていきたいと思います。


コロナ禍を経た皆さんの日常も、少しでも良き方向に向かっていきますように。

 

Author / Moriyama

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