「節約できる」イメージのシェアハウス、実際どう?
こんにちは。今回はアンケート結果第9弾です。
前回に引き続き、シェアハウス未経験の皆様から頂いたシェアハウスについての疑問にお答えします。
今回のテーマは、「シェアハウスは一人暮らしより節約できるのか」について。
シェアハウスに期待すること、またシェアハウスの魅力に関するアンケートでは、「節約」はどちらも一位にランクインしていました。やはりシェアハウスというと、共同生活だからこそ初期費用が安く済んだり、生活費を削ることができるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。実際に、シェアハウスの家賃は一般賃貸の5~8割程度。それだけでもかなり節約できそうなな印象ですよね。
でも、実際にどれくらいの初期費用を想定すれば良いのか、またその内訳は一般賃貸とはどう違うのかなど、具体的なことも知りたいですよね。
そこで今回は、シェアハウスの初期費用・居住費に関する疑問をいくつかご紹介しながら、それぞれの疑問にお答えしていきます。
「一人暮らしより節約できるってよく聞くけど、何で?」と不思議に思っている方は、是非参考にしてみてくださいね。
A. 物件にもよるけど、東京の一般賃貸にかかる初期費用のおよそ30%で済むことも。
そもそもの家賃が安いことに加えて、初期費用に含まれる敷金礼金などの細かい費用も、シェアハウスでは大幅に削減できます。
シェアハウスへの入居に際しては、礼金が必要ありません。個人のスペースは家の中でそれぞれ一室だけなので、敷金も一般賃貸と比べてかなり安いことが多く、ハウスによっては敷金の支払いが求められないところもあります。
さらに、シェアハウスは運営者と入居希望者が直接契約を結ぶため、一般賃貸のような仲介業者が要りません。そのため、仲介手数料がかかない上、初期費用を複数の業者にそれぞれ支払う手間が省けます。
また、一人暮らしだと自分で家具家電を買ったり、Wi-Fi環境を整えたりする必要がありますが、シェアハウスではそれらが既に用意されています。入居当日から快適に住み始めるのに十分な設備が整えられているというのは大きな魅力ではないでしょうか。
とはいっても、すべての物件に幅広い層のニーズに応えた家具家電やネット環境が整っているわけではないので、住みたいと思う物件を見つけたらしっかりチェックしてみてくださいね。
A. 確設備のメンテナンス費に加えて、日用品や光熱費なども含まれているため。
家賃や初期費用が安いシェアハウス。
しかし、月々の「共益費」に関してはシェアハウスの方が一般賃貸より高く設定されています。
ただ、この共益費は一般賃貸と同様に設備のメンテナンス費用が含まれているだけでなく、光熱費やティッシュ・トイレットペーパー・洗剤・ハンドソープなどの日用品の費用なども含まれるそう。そのため、毎月払わなければいけない光熱費が既に含まれていることで支払いの手間が省ける上に、消耗品を都度買いに行かなければいけない手間からも解放されます。
また、定期的にお掃除が入るハウスも多く、その際の費用も共益費から賄われます。
また、住み始めた当日から既に日用品が用意されているため、引っ越し当日で忙しかったり疲れていたりする時に自分で買いに行く必要がありません。そう考えると、共益費に関しては一般賃貸と比べると高いとはいえ、むしろお得なのではないでしょうか。
A. 新規入居者を対象にしたキャンペーンを行っているハウスもあるので、当サイトでチェック!
ハウスによっては、初期費用が無料になったり、決まった時期までに申し込めば賃料が値下げされたりするキャンペーンを行っていることがあります。全てのシェアハウスが行っているという訳では無いので都度チェックが必要ですが、定期的にキャンペーンを行っているハウスも多数あります。
キャンペーンを行っているハウスを効率的に探したい!という方は、ぜひ当サイトの「テーマで探す」タブから「キャンペーン」を選択して、お得なキャンペーンを打ち出しているシェアハウスの一覧を覗いてみてくださいね。
「住みたい物件」の条件を、頭の片隅に。
いかがだったでしょうか?
一般物件と比べると支払い不要の費用が多かったり、さらに節約できるキャンペーンがあったりと、やはりシェアハウスは様々な面で一人暮らしより節約できるようです。
しかし、いくら安いからといっても、安いというだけで住む場所を決めてしまうと、第5回アンケート結果「シェアハウスでのトラブルって?主な原因や解決策」にもあったように、入居者さん同士の価値観や生活リズムの違いからトラブルに発展してしまう事も。
せっかくの共同生活なのに周囲と価値観や生活リズムが合わなかったり、ハウスのコンセプトや内装が好みじゃなかったり。様々な要因で結果的に心に余裕のない生活になってしまったら本末転倒ですよね。
また、シェアハウス経験者の方から寄せられたコメントの中には、「イベントが多くて逆に出資がかさむ」という声もありました。イベントなどの交流はシェアハウスの醍醐味ですが、節約だけを目的にシェアハウスに入居した人にとっては残念ですよね。
確かにシェアハウスは節約できますが、同時に一人暮らしには無い体験があり、その分想定しなかった費用がかかることもあるかもしれません。「自分の目的に合ったライフスタイルは何だろう?」ということを頭の片隅に置きながら、より自分に合った物件を探してくださいね。
次回の記事では、「入居後の共同生活」に関する疑問にお答えします。
Author : Kaho / Katsumi