ハウス内の文化として取り入れられた西洋の価値観
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“ブロカント”という言葉を、耳にしたことはありますか?少し耳慣れないこの言葉は、実はフランス語で古道具を意味します。その語源は、「美しいガラクタ」。どんな物も愛して長く大事にすることが暮らしの中に根付いているヨーロッパならではの繊細な表現ですよね。
今回紹介するシェアハウスの名称は、その“ブロカント”が冠されている「Brocante Hibarigaoka」東京都西東京市に位置するひばりヶ丘。駅を通る路線は池袋までアクセスできる「西武池袋線」。同線は練馬駅を分岐点に大江戸線への乗り換えと、有楽町線、副都心線に分かれるため、乗り換えは必要ですが丸の内や新宿三丁目、渋谷から横浜まで広範囲まで移動できる便利な路線です。
そんなひばりヶ丘駅から6分ほど歩いたところ、長閑な住宅街に調和して決して周囲から目立たずBrocante Hibarigaokaは立地していました。さて、どうしてこの”ブロカント”という名前が付けられたのか気になるところ。そちらも含め、詳しくご紹介していきましょう!
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「Brocante Hibarigaoka」物件詳細はこちら
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ひばりヶ丘駅から徒歩6分、レンガ色の外装が目印の一軒家
改札を出て小さな商店街を通り、少し歩いたところにある住宅街の中にBrocante Hibarigaokaは立っていました。赤レンガを思わせる温かみある色合いが印象的な建物。正直、外観から目新しさは感じませんせんが、内装は外観からは想像がつかないぐらいのリノベっぷり。まずは駅周辺環境を見てそれから中へご紹介いたします。
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物件が位置する方角とは逆方面の駅前は高層ビルや大型商業施設が建ち並び活気立っている様子。
大型スーパーの食品売り場はなんと深夜まで営業しているそうなので夜遅くに帰ってきても、買い物や食事ができると安心ですね。これと反対の北口には、小さなスーパーや商店街があります。現在開発中とのことなので、これからどんなお店ができるのかを見届けるのも楽しみの一つになりそうです。
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さぁ、そんなところで物件の中を見ていきましょうか。玄関を開けると二重扉になっており少し中の様子が伺えるようですね、扉を横にスライドしてお邪魔します。
玄関口から敷いてあるふわふわのカーペットに靴を脱いで上がってしまいそうですが、このハウスはお部屋以外全て土足なので靴を履いたまま上がります。
玄関を上がって目の前に現れる素敵な階段。その先の2Fは居室フロアと水周り。まず最初にリビングから見ていきましょう!
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レストランみたいなラウンジでいつもと違ったディナータイム
キッチンとダイニングが一体化したラウンジはどこかのお洒落なレストランみたい。夜のシーンでは誰かがキッチンでフライパンを振っていたり、その料理の美味しそうな香りが立ち込めていたりして。思わず何作っているの?と聞いてもらえるような、いつもとは一味違う力の入った料理にも挑戦したくなりますね。
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ラウンジは日当たりがよく、ブラインド越しに外の光が差し込む明るい空間です。朝ごはんと1日の始まりはこのラウンジから始まります。
英国スタイルのアンティークロッキングチェア。後ろに前へゆらゆらと揺られながら読書を嗜む。それだけで特別な時間となることでしょう。
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そしてこれが噂の薪ガスストーブ。実際に炎から暖を確保する形式ですが、スイッチ一つで起動する上、薪などの世話もする必要がない優れものです。
こちらもアンティーク調のデザインをしたレコードプレーヤー。オーナーさんのご趣味だそうで、レコード盤の種類も幾つか用意されていました。
ハウス内の連絡事項はこの共有のノートで行います。内容を覗かせてもらうと、入居者さん同士やオーナーさんとのやりとりがされていました。結構このノートで皆さん情報共有されているんだとか。
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シルバーが眩しいアイランドキッチン、キッチンから見える入居者の生活
オープンして2年以上経っているにしてはピカピカで綺麗なキッチン。個人の私物等を除けば、共有物は所定の位置にちゃんと戻されていることが伺えます。 複数人で生活するシェアハウスの中で一番と言っていいほどそのハウスに住んでいる人達の生活感を読み取ることができるのがキッチンなのです。
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また、キッチンはコミュニケーションが自然に生まれるリビングに次ぐソーシャルな場所。特にアイランドキッチンだと共同作業には便利ですし、ラウンジの方面に顔が向くことによって、そこにいる人達との会話にも混ざることができます。
家電製品はこのラインナップ電子レンジからホットプレート、ミキサーと豊富です。冷蔵庫は大容量の物を2機設置。
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お次は階段を上がった2階の居室フロアを見てみましょう。
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全室洗面台付き!大きな窓で十分な明るさ
ブルーやグリーン、各居室によって異なる可愛らしい色をしたドアを開けると、すっきりとした居住空間が現れます。シンプルなこの空間を、自分色に染めていくのに夢中になりそうです。
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洗面台のシャワーヘッドは可変式で使い勝手が良さそう。
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大きな鏡も取り付けられているので共有の洗面所を使わずともお部屋内で容姿を整えられるのは女性には嬉しいかと。
居室のセキュリティはプッシュ式の鍵。鍵を忘れた!なんてトラブルとは無縁ですね。
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いかがでしょうか?今回ご紹介したシェアハウスは株式会社三成産業さんが運営するBrocante Hibarigaokaでした。
オープンから2年近く経った現在でも綺麗な状態が保たれている住環境には驚きを隠せません。住民の皆さんそれぞれがハウス内の設備や備品を大事に扱われているだなぁということは所定の位置に戻された食器や家具、共有水周りの状態、住人同士で協力して行う独自の清掃管理体制など、様々な点で感じることができました。
普通そんな綺麗な状態が保ている良いシェアハウスはハウス内でのコミュニケーションが円滑で、住人同士の協力があってこそ成り立つものです。そのコミュニティをうまくつないでいるのはお一人でこのハウスを運営管理されているオーナーさん。感覚的には寮父さんと話しているような感覚で、またその遠すぎず近すぎずの絶妙な距離感がいいのでしょう。
いつまでも綺麗な状態で住み続けたいから。Brocante Hibarigaokaにはそんな思いのある住民の皆さんが住まれているような気がします。
/Author:イナミネ
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