落ち着ける場所、人の声が溢れる空間 |
都心から離れ、車の騒音や人の声のない環境に身を置けば、きっと気持ちが休まる、そう考えている人も多いかと思います。でも、恐らくそれは、「ずっと」ではないはず。 人との触れ合いから離れた場所で生活を重ねると、当たり前のように感じていた、もしかしたら、邪魔で煩わしいとさえ感じていた、人の気配や声が恋しくなる瞬間がきっと訪れるのではないか、時折、そんなことを考えます。 そういえば、私事ではありますが、高校受験や大学受験などの自身の目標に向かう時期は、部屋に一人で籠り、孤独に勉強するよりも、家族の話し声や笑い声が聞こえるリビングで勉強していた方が、不思議と落ち着いて、物事に集中できたような気がします。当時はなぜだか理解できませんでしたが、今思えば自身の周囲に、「自分とつながっている人が存在する」と言う感覚が、自分の居場所や存在に対して、大きな安心感を与えていてくれていたからなのかもしれません。 今回ご紹介するシェアハウスは、JR京浜東北線西川口駅から徒歩1分の距離にある 「sharepanda」。運営者であるドミンゴさんは、目標に向かってひたむきに頑張る人を応援したいと、情熱的でありながら、思いやりの心豊かな方。「前向きに頑張る方であれば誰でも大歓迎です」そんなストレートな言葉を口にされるだけあって、住居人の方々も、自由で前向きな方が集い始めている様子。 日常が賑やかな人の声で溢れ、帰宅時には人の温もりも感じられる、そんな中で自分の居場所を見つけることができたら、サイコーですよね。 どうせみんなで暮らすなら、にぎやかに楽しく暮らしたい!そんな言葉にワクワクしてしまう方には、是非覗いて欲しいシェアハウスです。それでは、どうぞ! |
キーは非接触式のタイプ。共同する暮らしだからこそ、セキュリティには非常に気を遣われているそうで、中からの開錠には、建物内からボタンを押す必要があり、女性の方にとっては安心して暮らせる要素の一つだと感じましたよ。 |
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特徴的だなと感じたのは、ラウンジにあるインテリアの配色はとてもカラフルなのに、ゆったりとした雰囲気が漂っていること。床が木目調のフローリングとなっているので、派手さだけが強調されない演出が良いなと思いました。 |
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個室(305号室)の様子。壁紙は水玉模様でかわいらしいデザイン。また、広さも7畳(11.5㎡)ありますので、都内のシェアハウスの平均と比べると、ゆったりとした、プライベートスペースがあるといえるのではないでしょうか。 |
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基本的にお部屋のつくりは、非常にシンプルです。シェアハウスといえど、自分のプライベートな場所ですので、入居後に好みの装飾で、自分だけの空間へと変えていくのも楽しいかもしれませんね。(こちらは303号室) |
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残念ながら、住居人の方の日常の様子は撮影できませんでしたが、「sharepanda」は最大52部屋の大規模なシェアハウスで、住居人の方々も、住人十色で、国籍の方も様々だそう。
日本の文化や慣習がもっと知りたくて来日した留学生の方や、外国人が住んでいると聞いて異文化交流のきっかけになればと、入居を決めた日本人の方、学生に社会人(それこそ色んな業界の人達)に、男性も女性も若い世代もちょっと年上の世代も、色んな人達が1つ屋根の下で生活を送っているそうです。
大人数でのシェアする暮らし、きっと全てが最初から上手くいくわけではないかもしれませんが、シェアハウスに住まなければ絶対に出会うことのない人達と、同じ空間を共有する毎日。日常では触れることのなかった価値観や、考え方を知ることで、毎日がちょっと違った方向に向かうかもしれません。 そこから、もしかしたら、住居人同士の良いところが交わって、想像もしていなかった化学反応が湧き起こるなんてこともあるのかも、そんなことを考えるだけでも、不思議と気持ちが前向きになるものです。
「毎日毎日が奇跡である。いや、生活の全部が奇跡だ」、太宰治は、そんなことを言っていましたが、シェアする暮らしを通して、「ここに住んだのは、自分にとって奇跡だったかもしれない」数年後、そう感じるような時間を過ごせたら、人生はきっと何倍も何十倍も楽しいのではないかと思います。
「好奇心から踏み出してみた一歩が、大きな一歩につながる」、そんなフレーズに心弾む方、内見だけでも、是非どうぞ。
/Author: カガワ