「宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。」とはウォルト・ディズニーの言葉。未知の世界を広げてくれる本は、きっと誰にとっても一番の財産のはず。たくさんの本を読むことは、私たちの人生をより豊かに、鮮やかにしてくれます。
でも忙しい現代の私たちにとって、日常的に本を読む習慣を確保するのは、なかなか難しいもの。本屋に行っても、何から読んだらいいのか分からない…!なんて思ったりする人もいるのではないでしょうか。毎日の生活の中で、気負わず簡単に手に取れる本が、身近にあったら素敵ですよね。
今回ご紹介するのは、「本を読む」ことで人と繋がることのできるシェアハウス。コンセプトはずばり「読む団地」です。共用スペースには約1000冊の本が並べられ、一人暮らしでも収納スペースに困ることなくたくさんの本と暮らすことができます。また本にまつわるイベントも定期的に開催され、お気に入りの一冊から、趣味の話で盛り上がることもあるかもしれません。
住む人も、住まない人でも、本を通して生まれたコミュニティで毎日が楽しくなる。かけがえのない一冊の本をシェアすることで、未知の世界を広げてくれる人との出会いが生まれます。一体どんなシェアハウスなのか、ワクワクが止まりませんね。今年3月オープンのこちらのシェアハウス。オープンする三月に合わせてイベントも企画されています(詳細は記事末尾をご参照ください)。それでは早速、ご紹介して行きたいと思います。
本に囲まれて、どこまでも気ままに。 |
ここは団地の中央にある共有スペース「ブックリビング」。壁いっぱいに並べられた本から、どれを選ぶか迷ってしまいそう。リビングで本を読むだけでなく、奥のキッチンで作ったご飯を食べて誰かとおしゃべりしたり、ほっと一息ついたり、過ごし方は人それぞれ。思いつくままに本を手に取って、未知の世界に羽ばたいてみてはいかが? |
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キッチンには三つ口のガスコンロが2台。料理をしながら、本棚のあるラウンジも見渡せちゃいます。 |
キッチン家電は、オーブンレンジ、電気ポット、炊飯器が揃ってます。 |
廊下だって、図書館にしちゃおう。 |
廊下に並べられた本、本、本。入居者それぞれが選んだ「マイブック」が置かれる「マイブック図書館」です。自分の好きな作品の魅力をシェアし合って、歩くだけで世界が広がっていきそう。どんな人がこの本を選んだんだろう…なんて想像するのもこのハウスに住む醍醐味かもしれませんね。 |
個室は全部で3タイプ。ウォークインクローゼット付きのタイプや、二人で入居できるお部屋のタイプもあります。 |
こちらは2名一緒に入居できる101号室。ゆったりとした部屋にシンプルな木材の家具がおしゃれですね。 |
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コミュニティラウンジに設置されているキッチン。イベントを開いてみたくなりますね。 |
中の様子はこんな感じ。陽の光が差し込んだ開放的な空間になっていました。 |
本と一緒に、外に飛び出す。 今年3月オープンのこちらのシェアハウス。昭和生まれの団地が、シェアハウスとして現代らしい生活スタイルに生まれ変わりました。 昔も今も、一緒に住む人との距離が近いのが団地のいい所。老若男女問わず大きな家で一緒に暮らせば、それだけで毎日がちょっとした非日常気分になるかもしれません。 そんな人と人をつなげるのが「本」。おすすめの本を紹介しあったり子供達に読み聞かせをしたり、普段は一人で読む本だって、みんなでシェアすればその楽しみは何倍にも広がります。 シェアハウスとしての住環境の機能面もしっかりサポート。共用スペースの混み具合が分かるアプリや、完全オートロックの玄関・個室で、快適に暮らすことができそうです。JR常磐線(東京メトロ千代田線直通)「亀有駅」 からは徒歩18分またはバス3分、東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」からは 徒歩14分と駅からは少しかかりますが、周りにはコンビニやスーパーマーケット、郵便局などが揃っていて、落ち着いて暮らせる環境です。 たくさんの本に囲まれて、趣味の合う仲間たちと過ごす毎日は、きっと人生の中のかけがえのない財産になるはず。団地のシェアハウスで、「本づきあい」から広がっていくコミュニティ。お気に入りの一冊を手に、飛び込んでみてはどうでしょうか? |
/Author : Akari, Photo : Yuki |