シェアハウスを決めるときに、一緒に住む人と気が合うか・・・それはとても大切なポイントです。 家やロケーションだけ良くても、これから一緒に暮らしをシェアする人と気が合わなければ、せっかくの居心地の良い物件がとても居心地の悪い場所になってしまうということもあります。 実際に海外に出ると、日本人だけのシェアハウスがたくさんあります。なぜか??? やはりそれは暮らしやすいというのが一番ですね。(写真提供:2stay Accommodation Group)
外国人とのシェア生活
▪︎メリット ・英語の勉強になる ・異文化交流ができる ・いろいろな国の友達の輪が広がる
▪︎デメリット ・文化の違いが出てくる(食事、パーティー、掃除など)
外国人とのシェアはやはり刺激的で、自分とは違う文化を学ぶ絶好の機会でもあります。英語の上達の近道でもあることは間違いありません。外国人は基本的に初めての人でも会話の運びが上手なので、今日はどんな日だった?という何気ない会話から、たくさん話が膨らんでいくでしょう。会話の練習にもなるし、お互いの文化を知るいい時間でもあります。暮らしをシェアするということは簡単なようで、実はとても難しいこと。その数日でも数か月でも一緒に過ごした人たちと家族のような友情関係も築けるはずです。
日本人とのシェア生活
▪︎メリット ・同じ文化なので住みやすい ・基本綺麗に掃除する ・日本人の友達ができる
▪︎デメリット ・日本語環境になる
日本人とのシェア生活は、何よりも「楽」ということが言えます。家ではリラックスしたい!という方は、日本人とのシェアが一番居心地は良いです。基本家では日本語になるので、英語環境ではなくなってしまいますが、一番リラックスできるお家での時間を大切にしたいという方には日本人シェアをお勧めいたします。
ただし、日本人同士でもシェアハウスに住んでいたら、自分と違うと思うこと、価値観の違いなども出てくるのは当然です。それはお国が変わればなおさら。基本、争いごとを避ける傾向の日本人ですが、もし自分が嫌だと思うこと、相手が間違っていると思うことは、直接相手に言ってあげることも必要です。ゴミ出しをさぼっていたらきちんと言うべきですし、台所を片付けていないことがあれば、怖がらずにはっきりと言ってあげるほうが優しさでもあるということを覚えておいてくださいね。もちろん外国人とのシェアでは自分の意見を伝えることは必須です。
シェア生活体験談
①オーストラリア人とのシェア生活 もちろん一緒に暮らす年代にもよりますが、私が一緒に住んだ人はオーストラリア生まれのオーストラリア育ち。生粋のオージー。あまり厳しく言われることはなかったので、イメージとしては本当にイージーゴーイングです。州や地域にもよりますが、深刻な水不足のところもあるため、シャワーの時間や節水にはとても気を使っている人でした。一番びっくりするのは、食器に洗剤をつけて水で洗い流さずにそのまま水切りの棚に置くということには衝撃受けました。これも水不足からくる節水方法らしいのですが、正直日本人には驚きの食器洗い方法ですね。 シャワーの流しっぱなしも日本では当たり前かもしれませんが、こちらでは一日に出るお湯も限られているところもあるため、その点は注意が必要でした。使いすぎるとお湯がなくなってしまう・・・・なんてことも。オージーとのシェアの場合は、意外にオウンルームが多く、ルームシェアはしていないので、自分の時間を持つこともできました。お互い自分たちの時間があるので、快適です。
②オーストラリア人以外の外国人とのシェア生活 こちらもお国柄で全然変わってきます。南米人・南アフリカ人・フランス人・ドイツ人・韓国人とシェアを経験しましたが、私の中で一番快適に過ごせたのは韓国人でした。彼女とはルームシェアを3か月しましたが、とても居心地の良い気の遣い方をしてくれる人で、私が友達と夜ごはんに食べに行き、少し遅くなる時には部屋の照明がなくて困らないようにベッドライトをつけていてくれたり、朝早く出かけるときにも、音を立てないように静かに準備してくれたり、お互い年代が近かったので、とても快適に過ごすことができました。 いつも陽気な雰囲気にしてくれたのは南米人。基本とても明るい性格の人たちで、BBQやパーティーも結構するので、一緒に住むとたくさん交流できる機会がありました。ちょっと自分はシャイな性格で・・・という方であれば、南米人とのコンビはいいかもしれませんね。もちろん個人個人で違いは出てきますが、基本的にシェアメイトと出かける機会が多かったため、長期的な友情関係を築くこともできました。友だち作りにはとてもベストな環境です。
③日本人とのシェア生活 何も言わずとも気持ちが分かる、阿吽の呼吸とまでは言いませんが、それでも同じ文化で育った人たちとのシェアは快適そのものです。何よりも日本人は基本的には綺麗好き(個人差はありますが)と言われているので、足の踏み場もないような状態になることはゼロに等しいです。そして、買ってきたミルクがなくなっている!!なんてこともほとんどありません。不思議と年代や性別を超えても、海外に出てきた同士としての共通点もあるので仲良くなりやすいです。確かに英語環境ではなくなりますが、お仕事だったり、ファームのことだったり、情報交換ができる場所でもあります。 ただし、プライバシーを重視するように思われがちな日本人でも、日本人のシェアハウスは意外にも人数が多いイメージです。私の場合は最高8人で、キッチンを使う時間帯が重なるときには少し大変でしたが、ルールを決めずとも相手のことを考えて行動できるので、そんなには問題にならずに過ごせました。一緒に旅行に行ったりもできたので、一生涯続く友情関係も築けて楽しかったです。
個人的な意見ですが、せっかくオーストラリアに来たのなら、一度は経験という意味でも外国人とのシェア生活をしてみて欲しいという思いはあります。お互いの文化を学ぶとてもいいチャンスですし、出会ったシェアメイトによっては、また自分の将来の可能性を広げてくれることもあります。ランゲージエクスチェンジをしたり、趣味を共有できたり、お互いの国の料理をふるまったり、日本ではあまりできない経験をすることができます。いろいろな人たちとのシェア生活は、様々なカルチャーショックを経験しながらもたくさんのことを学べること間違いなしです。日本では経験できない異国でのシェア生活。良い意味でも刺激にもなりますし、自分の視野を広げてくれるとても貴重な時間でもあります。 みなさんもオーストラリアでしか経験できないことは、是非一度チャレンジしてほしいです。オーストラリア、シドニーについてご相談お待ちしています。→Sharehouse Australia
/Author:カオリ
|