ニーズをつなぎ合わせる仕組み。 |
シェアハウスに住んでみると意外にも日本語が達者だなという外国人の方が多い印象を受けます。中長期間そこに滞在するため、しっかりと日本での職をお持ちなのです。日本人は国際交流を期待して入居したにも関わらず、日本語が理解出来る外国人に一生懸命たどたどしくも話しかけても、面倒を見てもらっているようでどこか申し訳ないという気持ちになった方もいるのではないでしょうか?せっかくなら、「日本のことをあまり知らない外国人」に住んでいる日本人が日本のことを「英語」で教えられたらどちらもWinWinの関係に慣れるのに。。。そんな理想を描いてしまいます。 しかし、淡い希望を描いている日常的に日本語を勉強したいなと考えているそこのアナタへ朗報です。その英語を勉強したい日本人と、日本に興味を持つ外国人を交流させる”仕組み”を実現してしまったシェアハウスがあるとのこと。 それが今回ご紹介するコンセプトシェアハウス「LOCALIFE(ローカライフ)」です。LOCALIFEはシェアハウスの中にあるゲストルームの一室を無料で海外からやってくる外国人旅行客に提供し、シェアハウスに住んでいる住人がホストととしてゲストを迎え入れる。という取り組みを行っているとのこと。それも稼働率が高く、月の半分から2/3程度は常に外国人旅行者がホームステイしているそうですよ!運営者さんのお話を聞くとLOCALIFEの第1弾を出してから、45カ国以上、150名を登るゲストが訪問されたとのこと! そんなLOCALIFEの第2弾がオープンしたということで、早速現地へ訪問させていただきました!一体どのような方々との出会いが待っているのでしょうか。 |
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広々としたエントランスがお出迎え。 広い玄関は3人ほど同時に出入りしても混雑の心配がなさそうなスペースを確保されていました。エントランスからは続く廊下の左右は居室とランドリールームに区分されています。 |
日の光と暖かさをより近くに感じるシェアラウンジ。 よく晴れた穏やかな休日のお昼に、電気を消して自然光だけでのんびりと寛ぐと気持ちが良さそうなラウンジ。ここが住民とゲストの交流スペースとなります。 |
シンプルコーデのお部屋は収納もバッチリ。 301号室のお部屋の様子。向かい側の収納より大きなクローゼットが後ろにあります。写真はクローゼットのすっぽり収まりながら撮りました。そんな大きなクローゼットです。 |
世界の旅人と繋がる国際交流を日常に。 LOCALIFEでの公用語は基本英語。入居審査の一つは「30分間楽しく英語で会話ができる人」らしいですよ。英語レベルが中・上級の方や、留学経験者で英語レベルを維持したいという方には特にオススメですね。 こちらはゲストが寝泊まりするゲストルーム。繰り返しますがゲストにはこのお部屋を無料で貸し出しているのです。 LOCALIFEへ訪れるゲストは「Couch Surfing」や「Eat With」などのコミュニティサイトで見つけてくるとか。国籍はもちろんユニークな方々が多いのが特徴。撮影時にいらっしゃったのは就労ビザで日本の某IT企業に勤めるJakeさん(写真右)、ルクセンブルクからニューカレドニアへ交換留学へ行く途中に日本に立ち寄ったという大学でバイオロジーを専攻するSueさん(写真左)そしてフランスからやってきたシンガーソングライターのAliceさん(写真中央)せっかくなのでのAliceさんにピアノを披露してもらいました。 記事ではお伝えできない見事な腕前。何かしら特技や特徴のもつ方が集まればそのスキルを生かして言語や文化を越えてその場を盛り上げられるものですね。前回はなんと大道芸人の方がいらっしゃったとか。 終始、会話で用いられるのが英語のみで驚きました。LOCALIFE溝の口のひとつの日常をのぞかせてもらった気分です。撮影協力ありがとうございました! 撮影日とは別日で"Sake-Night"という日本酒の比べ飲み会も行ったそうです。イベント当時の写真をいただいたのでこちらでも少ご紹介。 外国人の方々はまだイマイチ日本酒についてわかっていないご様子。。。 お酒を温める燗という行為は、世界的に珍しいそうですね。燗にも温度によって名前が異なるのを英語でも補足表記。一番下の日向燗は英語でどう訳したら良いのですかね(笑) 海外で言うテイスティングは日本では利き酒と呼びます。利き酒クイズに正解して日本人のゲストとカナダから休暇で日本を訪れたBrandonさんがHi5! Sake-Nightに参加して外国人の方々も日本のローカルなお酒を嗜めて楽しそう。 様々な国から訪れるゲスト。いつの日か世界地図の描かれた黒板が写真でいっぱいになることでしょう。 |
/Author:イナミネ