日々の景色から受け取るモノ、生まれるコト。
いよいよ大晦日になりました。
今年の出来事を思い起こしながら、カレンダーを眺めると、時間が過ぎるのは、本当に早いよな、としみじみ感じてしまうのは、きっと僕一人ではないと思うのですが、皆様にとってどんな一年でしたでしょうか。
僕個人の1年を振り返ると、日々新しい問題を抱え、右往左往しながら、沢山の失敗を繰り返した一年だったのですが、こうして振り返ると、それでも走り抜けることができたというか、シェアハウスの紹介という活動が仕事として継続できたことは一つの達成感に近い感覚も覚えていたりします。
失敗続きなのに、達成感を覚えるなんて、僕の脳は都合良くできているものだな、とも思いますが、毎日色んな出来事が起き、殆どのことは予定通りに進まなくても、上手くいかない過程に新しいやり方を見つけることができたり、未来のヒントになったりすると思うのです。
ですので、失敗から学ぼうとするのは、自然と前向きになれる良い方法の一つなのかもしれません。
最初から、こんな一年になるんだ、と分かっていたら、人生はひどくつまらないものじゃないかと思うし、多分そんなにも頑張らない。そう考えてみると、あと一年もたてば、今、感じている不安とか悩みも、楽しかったと感じるレベルになるかもしれない。
そう考えると、目標を見失わない限り、手探りな状態って、そんなに悪くないんじゃないかと。
そんなことをぼんやり考えながら、新年をゆっくり迎えようとしている大晦日です。
☆
昨年、一昨年、起業した5年前と比べて、大きく変わったこともあります。
自分だけの頑張りでは何もできないこと体験していること、色んな人の支えやメンバーの協力があったことで、今があること、シェアハウスの運営者さんの存在の有り難さや、チームワークの大切さを再認識しながら持続的に変化と向き合うこと。
仕事には色んな問題が付きまとうけど、僕一人で抱え込むのではなく、みんなで相談しながら、進めていったり、新しいアイデアをメンバーから提案してもらうことも珍しくないような気もしています。
絶対的に正しい働き方や組織が有るわけじゃないんだし、どこか大きな企業と比較したり、真似をするよりも、僕らは僕らのやり方を模索することが大切なんじゃないかと考えるようになりました。
僕らは、メンバー全員、きっと才能に恵まれているタイプでもないし、豊富な人脈や資金があるわけでもないけど、それでも、シェアハウスを運営する事業者さんの話を伺いながら、みんなで、足りないところを補いながら、自分たちの活動を少しずつ丁寧に重ねていくことが重要なんじゃないかと思うのです。
そうすれば、いつの日か、自分たちに似た多くの人達にとって、役立つようなことを事業として広げていくことができる、そんな風に感じています。
時には、みんなで勉強してみたり、
誰かの挑戦が自分のことのようにドキドキしたり、嬉しくなったり、感動したり、
周囲から見たら、ごく当たり前のようなことを大切に感じたり、時折、そんな時間をとても貴重に感じたり、
僕は色んな巡り合わせもあって、今は会社を経営する立場にいるけれど、学生の頃にイメージしていた役職とは程遠いし、メンバーみなから教えてもらうことも数多くあります。
若い頃には気づかなかったことに刺激を受けたり反省したりしながら、逆にこういうことが、自分にとって大切なんだと考えも変わってることに驚いたりしたりして。
世の中には、自分一人で考えているだけでは、見つからないことって、実は、沢山あるのかもしれません。
☆
今年の目標は、「東京や全国に広がるシェアハウスに加えて、海外事業を本格的に展開していく一年にしたい」というものでした。
世界は広いし、色んな障害や課題はあるのですが、だからこそ、遣り甲斐もあるし、誰も挑戦していないことだからこそ、見える景色みたいなものがきっとあると思うのです。
そうした経験と工夫の積み重ねを集積することが、より多くの人の役にたつ事業の糧になると僕は考えているところもあるので、結果も勿論、大切ですが、来年の今ごろには、先ず「全力で挑戦できた」と胸をはって、報告できるような一年にしたいと思います。
☆
年末に友人と久しぶりに再開したりすると、シェアハウスで一緒に住んでいた友人が結婚していたり、起業を考えていたり、留学していたりと、色んな話がありました。
目の前の景色は日々ゆっくりと変わっていくけれど、いつものリビングで、お酒とともに、時には夜通しで、語ったりしたことが、新しいカタチになっていることを知ると、何だか、とても嬉しかったりします。
僕らの活動を通して、少しでもそんな場所が生まれれば、それはやっぱり嬉しいことだし、僕らも、僕らの活動や新しい挑戦を笑顔で報告できるよう、メンバー全員で活動していきたいと考えていますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
それでは、年末年始は、ゆっくりと身体を休ませて、良いお正月をお迎え下さい。皆さんにとって、来年も素敵な物語が生まれる一年でありますように。