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札幌独自の風土から生まれる良質なコミュニティを育む場所

1年振りの札幌訪問。去年に引き続き、最も寒さの厳しい時期の再訪となりましたが、今年はちょうど雪まつりの開催で街全体が活気に溢れている中での滞在となったため、去年とは一味変わった様子でした。

ただ、そんな活気溢れる街の様子と引けを取らないくらい札幌のシェア事情は熱気を帯びているように感じられます。街を歩いていると、すれ違う外国人の多さにも驚いたのですが、訪問するシェアハウスに飾られたパーティーの写真などを見ると、とても楽しそうな表情でシェアメイトと映っているのが印象的でした。さらには、事業者さんも英語対応を当たり前のようにこなしている姿を見ると、今後は国籍など関係なく、グローバルで幅広いコミュニティが急速に育まれるのであろうな、と何だか一人納得してしまったものです。

また、訪問させて頂いた物件もチャレンジ精神に溢れるものばかりで、ビル丸ごと1棟にリノーべションを施してシェア空間を創出したり、テナントや自社で運営するシェアオフィスの入った複合施設としての機能を果たすシェアハウスが誕生したりと、この場所で何かが生まれるのではないかという期待に満ち溢れるものばかりでした。しかしながら、それとは反対に、しっかりと雪国の風土に根ざした場所もあるので、その多様性が面白かったりもするのです。 

そこで、今回は札幌のシェアハウスをダイジェストでご紹介していきたいと思います。それでは早速ハウスを見ていきましょう!

   
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札幌最大級×ビル丸ごと一棟シェアハウス「WagayaMaruyama

札幌で人気の円山エリアに今年1月オープンした「Wagaya Maruyama」は、2階のワンフロア全てが共有部となっており、3~8階までが居室フロアとなっています。

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こちらが入居者が集うリビング&ダイニング。広さはもちろんのこと、遊び心溢れる内装デザインで、まるでカフェにいるかのような雰囲気。 

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料理を楽しむキッチンはカウンター付きのため、背の高い椅子を配置すれば、スポットライトの照明と相まって、バーにいるかのような感覚に。 

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個室の広さは7~12㎡。12㎡のお部屋なら家具を配置してもそれなりに余裕があります(モデルルームの様子) 

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窓も大きく、外を覗けば綺麗に区画された大通りを眺めることができます。 

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大きく目立つロゴが映え、多少離れた場所から見ても、普通の建物ではないことがわかると思います。どんなコミュニティが生まれるのか今後が楽しみな場所です。 

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地下に本格的なシアタールームを完備「Wagaya学園前

次に紹介するシェアハウスもWagayaシリーズを手掛けるFull Commissonさんの物件。昨年3月にオープンし、この物件の魅力は、何といっても地下にシアタールームが完備されていること。 

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手作り感が程よく残っている中で、映画館の雰囲気をぐっと高めているアイテムがこの座席。実際に映画館で使用されていたものを譲り受けて、取り付けたのだそう。 

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リビングはややコンパクトですが、地下室もシアタールームだけでなく、団欒の場として活用することもできるため、不自由さは感じないかと。 

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リビングの隣にはアイランドキッチンのダイニングがあります。 

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皆でパーティーをする際はこのキッチンを囲って、飲んだり、食べたり、語らったりするそうです。 

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個室も一人で使うのには、十分な広さが確保されています。場所は学園前駅から徒歩5分。夏は屋上で花火大会を眺めたり、BBQを楽しむこともできます。 

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窓の向こうに広がる大自然と農村風景「札幌市西区農家シェアハウス megumiハウス

札幌市内にいながら自然や農家を体験でき、野菜も食べ放題という特典つき。雄大な大自然の中で生活を送りたいという方にはオススメしたい場所です。車で10分の場所にはゲレンデもあるため、ウィンタースポーツを楽しみたい方にもうってつけ。 

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薪ストーブもただの暖房機器に留まらず、インテリアとしての役目もしっかり果たしています。 

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どこかノスタルジックな雰囲気漂う空間だからこそ、このMacの存在が際立ちます。入居者の方なら自由に利用することが可能です。 

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窓を開けると、そこには2月上旬の真っ白な雪景色が広がっていました。 

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101号室の様子。広さは14㎡あり、プライベートな時間も十分確保できます。

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北海道の海鮮や採れたての野菜をふんだんに使った食事を堪能できるのもこの家ならでは。 

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1階にはチョコレートカフェ、2階にはシェアオフィスが入った複合施設「シェアハウスBUIE大通公園

*現在、弊サイトでの掲載を終了している物件です。

最後は、シェアハウスに留まらず、複合施設としての顔も覗かせる次世代型シェアのご紹介です。建物の3,4階がシェアハウスとなっており、2階は同じ運営会社のMASSIVE SAPPOROさんが手掛けるシェアオフィスが入っています。 

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リビングはカラフルな壁紙と、随所に散りばめられたアートが目を引きます。 

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個室はシンプルでアレンジしやすい間取り。 

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1階にはつい先日オープンしたチョコレート&カフェの店舗が入っています。 

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シェアオフィスはこんな感じ。東京ではじわじわと増え続けているものの、北海道でもシェアオフィスができ、これから文化として根付いていくのでしょうね。 

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作業風景をパシャリ。何気ない会話も次のビジネスに繋がる貴重な時間。気軽にコミュニケーションを取れる空間というのは、やっぱり良いものです。 

今回の札幌訪問で、シェアハウスという暮らし方が緩やかにではありますが、多様性を持ちながら幅広く広がっていることを改めて感じられました。

特に小規模だからこそうち出せるゆとりやアットホーム感。大規模だからこそうち出せる遊びを利かせた造りや内装。さらにはシェアハウスに留まらず、シェアハウスと掛け合わせるからこそ相乗効果の高い複合施設的なものまで、次世代のシェアハウスの展望において、新たな指針ともなりうる可能性をそこに垣間見ることができました。

まだまだ寒さの厳しい北の大地でも、きっと新芽が芽吹く頃には、それぞれの場所で新しいコミュニティが生まれて、たくさんの出会いや人との繋がりに溢れていることでしょう。

今度取材に訪れる時には、そんな実際の暮らしの中にも密着できたらと思います。

/Author:カガワ

 

Ten to Ten 02 Maruyama
物件詳細Ten to Ten 02 Maruyama
エリア 北海道札幌市中央区北1条西20丁目2-17
賃料 ¥32,000 ~ ¥46,000
アクセス
札幌市営地下鉄東西線 西18丁目駅 徒歩7分
札幌市営地下鉄東西線 円山公園駅 徒歩11分
入居者募集 男性, 女性
お問い合わせ

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