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大きなパイプオルガン、グランドピアノのある家で培う音楽との繋がり

最近、防音性の音楽スタジオが設置されているシェアハウスが少しずつ増えてきたような印象があります。やはり、音楽というのは常に生活に密着し、「音楽は世界の共通言語」と言われるほどに誰にでも親しみやすい、そして言葉の壁を超えたものなのだと思います。

しかし、音楽スタジオの中でも、グランドピアノが設置されているようなスタジオは中々見かけないように思います。バンドサウンドなどが好きな方のために作られているスタジオが多い印象を受ける中、今回ご紹介する「浅草橋二丁目住宅」にはグランドピアノが置いてある少し珍しいタイプのシェアハウスです。

一番の目玉はなんと言っても「パイプオルガン」。起源は紀元前数世紀も前にあるということで、非常に歴史のある楽器であり、宗教色の強い楽器であることから、普段はあまり目にすることのできない楽器です。そんなパイプオルガンが一般のシェアハウスに設置されているというので驚きますが、個人保有では国内最大級のものだというのでさらに驚きです。

入居者の方でも許可を得れば演奏できるということで、普段練習環境のないオルガニストの方にはうってつけのシェアハウスなのではないでしょうか。

立地も秋葉原まで電車で2分と、出かけるには好立地なハウスとなっており、浅草の下町風情も存分に味わえる場所です。

さあ、そんなクラシカルで素敵な音色が聞こえてきそうなシェアハウスの中を早速見てみましょう!

「浅草橋二丁目住宅」物件詳細はこちら

   
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ハウスに入ってすぐ現れる、個人保有として国内最大級のパイプオルガン

三階建てのシェアハウスの一階部分は全て音楽スタジオになっており、スタジオに入ると、目の前に厳然としたパイプオルガンが現れます。ドイツから輸入したものだそうで、とても本格的な作りになっています。 

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こちらがスタジオの様子。大きなパイプオルガンに目を奪われてしまいますが、広さはかなりのものです。ここで鳴らす楽器の音はよく響き、心地の良い音色を感じる事が出来ます。 

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こちらはグランドピアノ。オルガニストの方だけでなくピアニストの方ももちろん利用可能な物件です。 

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こちらはストップと呼ばれるもので、パイプオルガンのパイプに空気を通すためにストップを引っぱり、鍵盤を弾いて音を出すのだそうです。各パイプから鳴る音は決まっているそうで、音色の調整に使うのだとか。 

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こちらもオルガンならではの特色ですが、鍵盤が3段あるのに加え、足にまで鍵盤が用意されています。素人の私からしてみれば足にまで意識を集中させるなんて考えられませんが、オルガニストの方々は難なくやってのけるのだそう。 

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皆が集まるリビングで、好きな音楽の会話を

建物2階にあるリビングは、もともと3人という少ない入居者の数に合わせて少しこじんまりとした広さですが、逆にそれが丁度いい感じを与えてくれます。 

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大きなテレビを見ながら団らんすることも。 

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コンロは3口用意されているので、料理にも困る事はなさそうです。 

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こちらは入居者の方が自由に使える棚。この他にも個室に収納がついているので荷物や小物が多くても助けられそうです。 

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もちろんシェアハウスなので食器や家具は一通り揃っています。 

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部屋を照らすシャンデリアも中々ゴージャスな雰囲気を醸し出してくれています。 

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十分な収納が設けられた個室は、プライベートをきっちり確保

こちらは303号室の様子。収納スペースもしっかり確保されており、3階建てということもあって、日当りも良好です。 

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302号室の様子。 

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301号室。一番広いお部屋で、奥には簡単な収納道具なども置けそうなスペースがあります。 

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こちらがクローゼット。シェアハウスにしては中々大きい収納なので、初めての方でも安心できそうですね。 

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301号室にはサンルーフが付いており、3月でも十分な暖かさを感じました。 

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日当りが良いので、日中に机に向かう際には電気がなくても十分な明るさです。 

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さて、お次は水回り。お手洗いはスタジオ、2階、3階の3カ所にあります。 

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浴室隣のスペースには無料の洗濯機がついています。 

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お風呂は十分な広さとなっており、3名の少ない入居者数ということもあり、順番待ち等のトラブルも少なくなりそうですね。 

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3月に行われたパイプオルガン演奏会の様子

こちらのハウスのスタジオでは不定期にイベントが開催されるそうで、主催はこちらのハウス2階部分に住んでいる森さん。この物件を運営されている方の娘さんで、芸大でオルガンを研鑽後、プロオルガニストとして活動していらっしゃるそうです。 

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パイプオルガンの仕組みや歴史についても説明していただきました。隣にあるパイプオルガンの大きさが際立ちます。 

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演奏が始まりました。3段の鍵盤と足にある鍵盤で、まさに全身を使って演奏している姿は圧巻そのものでした。

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老若男女問わず、パイプオルガンから放たれる美しい音色に聞き惚れていました。

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さて、前半部分が終わりちょっと休憩。この間も皆さん音楽の話題で持ち切りでした。 

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情熱的な赤いドレスに美を包んだ森さんが登場。 

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最後は森さんの大学時代の友人だというヴァイオリニストの方が飛び入りで参加。G線上のアリアを演奏されました。幻想的な雰囲気に包まれ、拍手喝采で幕を閉じました。

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こちらが森さんのご友人の方(左)と森さん(右)。 

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その後は、それぞれの好きな音楽の話を肴に楽しい打ち上げ。 

 

こちらの物件を運営される三友不動産さんは、シェアハウスの運営は今回が初めてだそうで、入居者と一緒にハウスを作り上げていけるような環境が用意されていそうだな、と感じました。

また、それ以上に今回ご紹介した森さんのご家族が揃って音楽がお好きなようで、運営者さんのお話をお伺いする際にも、いつも音楽の話題で盛り上がったのが印象的でした。音楽がお好きな方にとってはこれ以上ないくらいの空間になるのではないでしょうか。

それに加え、森さんのオルガンのレッスンも受けられるということなので、本格的にプロを目指している方にとっても素晴らしい環境のように思います。

世代、国境を超えて親しまれる音楽に囲まれる生活。その中でできる関係というのは、あまり想像がつかないもののように思えますが、だからこそ、一歩踏み出してみるのもいいのではないでしょうか。

これからの音楽人生の1ステップとなることを願って。 

/Author:エモト