シェアする暮らしを軸にして、集まる、つながる、広がる

今日はいよいよ大晦日です。

皆さん、思い思いの時間を過ごされたと思うのですが、この一年をふりかえってみて、如何でしたでしょうか。

たくさんの事にチャレンジして、人生が予想外に楽しく広がって、充実した一年だったなぁという人や、学校や職場、住む環境が変わって、考え方も大きく変化したという人、目標は立てたものの、生活に追われているうちに、目標に対する意識が薄れてしまったななぁと反省している人、色んな一年があったのではないかと思います。

有り難い事に、この一年で僕らのサイトも国内外問わず、本当に多くの方にサイトを訪問頂くようになりました。また、「サイトよく見てます!」なんて嬉しいコメントを頂いたり、システムのリニューアルも無事終える事も出来ました。慌ただしくも本当に楽しい一年でした。

そうそう、先日友人と話をしていた際、「ブログを読むと、どこのシェアハウスも良いなと思うのだけど、住んでる人達って実際シェアハウスを楽しまれてるのですか?」との質問を受けたので、「Share Designer's College タマプラーザの住居人のお二人に今年の振り返りも兼ねてインタビューさせて頂きました。

突然の依頼にも関わらず、快く対応頂きました。ありがとうございます。住居人の方々の優しさや楽しさが伝わるインタビューでもありました。それでは、どうぞ!

 

Share Designer's College タマプラーザのリビングスペースにはアンティーク家具やビリヤード台、キッチンには業務用コンロにビールサーバーにピザ釜までありながら、3年間という期間限定のシェアハウス。クリエーターの方々が中心に住まれています。

今回インタビューに応じてくれた今井彩さん(職業:役者、26歳、秋田県出身) 

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色んな人の考え方、生き方に触れる事って成長につながると思うんですよ。
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役者の活動をしながら、都内で働く今井さん、デザインや絵画も好きで、タマプラの外観のペイントも彼女の手掛けたとのこと。お話をしていて、印象的だったのは、笑顔を絶やさず、それでいて、こちらの質問に真剣になって応えてくれたこと。彼女の優しい人柄がなんだか切実に伝わってきました。

とはいえ、お話を伺うと、今では誰もが知っているIT企業の創業時に勤務されてる経歴があったり、自作で絵本を製作されていたりと多彩な側面も。仕事と夢を両立させる工夫とバイタリティさも感じました。

今井さんは、なぜシェアハウスを選んだんですか?
今井さん 大学の為に上京して、ずっと一人暮らしでした。その後、友人とルームシェアをした時期があるのですが、他人との共同生活って、経済的なだけじゃなくて、「自分以外の誰かがいる」っていう、一人暮らしにはない、気づきがあったんですよね。それで、シェアする暮らしって、悪くないなぁと思ったことがきっかけです。シェアハウスを探していた際、丁度、ここのシェアハウスがオープンすると聞いて、見学に来たら、3年間限定のシェアハウスで、壁に自由に絵を描いていいとか、アーティストやミュージシャンの為とか説明を受けて、なんだか面白そうと思って、それで決めました。

実際に住んでみてどうでしたか?

今井さん 純粋に「楽しい」です、笑) 今まで、「家」ってただの寝る場所というイメージだったのですが、上京して初めて、「家っていいな」と思うようになりました。家に帰るのが楽しい生活って、改めて考えてみると、凄く恵まれている環境じゃないかなと思います。

何がそんなに楽しいんでしょう?

今井さん やっぱり、一緒に住んでいる人達に恵まれている事は大きいと思います。ここは60人も住んでいるので、みんなの話を聞いてるだけで面白いです。帰ってきて、リビングにいると、いつも違う人達がいて、話す内容もテーマも全然違う。飽きないし、みんなユニークだし、人間的に面白い人が多いから、うん、飽きないです、笑)
 
 
夏には、みんなで花火をしたり、ピクニックに出かけたり、季節ごと色んなイベントを開催。  
 

アメリカやイタリア出身の方もいて、住居人同士で英会話やイタリア語のレッスンも。

楽しい事以外に、シェアハウスに住んでいる事が日々の生活や仕事にプラスになっているって思う事はありますか。

今井さん 私はプラスな事って多いと思います。個人的な事を言うと、私はお芝居をしているので、色んな世代や業界の人達の話を聞くだけで楽しいし、学ぶ事が多いです。人間観察ができるというか、世の中色んな仕事があって、其々の人が考えている事や、目標や悩みとか、有りのままの生活や考え方を聞けるだけでも、凄く勉強になります。
 

 

建物の外観にあるイラストも住居人みんなでペイントしたり

館内も住居人みんなで至る所をペイントされたそうです。鹿のオブジェクトまで、ありました。

サプライズの結婚式を行う為、照明一つ一つを手作りで準備されたのだとか。

 

アーティストとかクリエーターさんって、個性的な方がいる分、一緒に暮らすと衝突とかあったりしないですか?

今井さん 共同生活である以上、全てが自分の思い通りにはいかないので、全く衝突が無いと言ったら、嘘になりますけど、ここに住んでいている人って、意見の相違があったら、出来るだけ話し合って、理解し合おうとした姿勢があって、冷たく距離だけを置く、 といった事をしないんですよね。みんな凄いなぁと思って。

他のシェアハウスでも自然とそうなるのか、ここに住んでいる人達だけがそうなのか、よく分からないですけど、恵まれた人達と住んでいるなぁと思います

やっぱり一緒に住んでいる人達と仲良くできるかって、シェアハウスのポイントなのでしょうか。

今井さん

だと思います。でも、そこは社会と一緒じゃないですかね。

なるほど、それはそうですね。あと、この一年を振り返って、何か思い出に残る出来事はありますか?

今井さん 個人的に2つあります。一つは、ここの運営者さんが9月に結婚されたんですが、その時、何かサプライズしようという事になって、みんなで委員会を発足して、お二人の結婚式を開催しました。歌を練習したり、衣装を作成したり、飾り付けをしたり、ケーキを作ったりして、みんなで力をあわせると、こんな事ができるんだなぁと、凄く楽しいイベントでした。それがとても思い出深いです。

来年はどんな一年にしたいですか?

今井さん 視野を広く持ちながら、色んな事を学び、自分の夢にもっと一生懸命向かう一年にしたいです。あと、せっかく、こんなに良いメンバーが集まったのだから、みんなと何か一緒になって発信していくような事ができたらいいな、と思っています。

             とても楽しそうなお話、ありがとうございました。

 

続いてインタビューに応じてくれた吉田尚宏さん(アーティスト、クリエーター志望、24歳、富山県出身)

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異なる業界や世代の人達が一緒になることで創作出来る事があるんじゃないかな
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衣服、イラスト、絵画など創作活動なら何でも好きと答える吉田さん。自分の事は「人みしりな性格」と答えながらも、作品の話になると、歴史的な背景、文化的な要素を織り交ぜて話される柔軟な姿勢や逆境に負けない、粘り強さも感じました。また、「シェアハウス」に大きな可能性も感じているとのことで、今後どんな事をされるのかな、と思わず楽しみなってしまう発言も。

吉田さんは、なぜシェアハウスを選んだんですか?

吉田さん 上京する前はシェアハウスに住もうなんて考えていませんでした。共同生活って聞くと、家賃は安いかもしれないけれど、実はマイナスなイメージがあったんです。でも、偶然ここに住んでいる人と仲良くなって、遊び半分でココに来たら、いきなり卓球台とかビリヤード台があるし、話す人、話す人みんな面白くて、ココは明らかに普通じゃないと感じました。リビングでも英語とか飛び交ってて、何かわくわく感があったというか、圧倒された感もありました。それで、ここに来たら、自分も何か変わるかもしれない、と思って、それで決めました。

実際に住んでみてどうでしたか?

吉田さん

一言で表すのが難しいんですけど、みんなが時間の経過とともに、徐徐に打ち解けていく、仲良くなっていく過程に学んだ事が大きかったです。人とのコミュニケーションの大切さを再認識できたというか、建設的に物事やコミュニティが形成されていくのが面白いというか。

「家に帰るのが楽しい」なんて、人生で初めて思いました。凄いですよ、ここは。

「家に帰るのが楽しい」って、今井さんも同じ事言ってましたね、笑) 何がそんなに魅力なんでしょう。

吉田さん

何なんですかね、でも、ベクトルが同じ人達同士で話をしていても、面白くないんですよね。みんな安定を求めるというか、同じところで強弱をつけるというか。

ここって、年齢で言えば、18歳から60歳まで、とても幅広い。アーティストといっても、映像、ミュージシャン、家具職人とか画家や役者さんとかいて、みんな全然タイプが違うし、家に遊びに来る人達も毎回カラーが違う。 普段出会えないような人達にも出会えるし、上手く言えないですけど、こんなとこって、普通有りえないですよ。

 

吉田さんのお部屋も拝見させて頂きました。

 

住居人のお部屋はカスタマイズ自由とのことで、本当に好きに変えているそうです。

シェアハウスに住んでいる事が日々の生活や仕事にプラスになっているって思う事はありますか。

吉田さん

僕は人みしりで、引っ込み事案なので、ここにきて「声や温度のある場所」で毎日を過ごせるだけで、凄く有り難いです。僕はクリエイティブな活動に専念したいですけど、これからは、独りよがりな作品って求められないと思うんです、社会の隙間を埋めたり、誰かの好奇心を刺激したり、共感を得る事が凄く大切になるというか、他業種の歴史的な背景や文化的な要素を汲み取る事が大切になってくると思うので、物事を一人で完結させずに、色んなチャンネルを設ける事につながってると感じてます。

でも、シェアハウスに住むとデメリットとか無いですか?

吉田さん うーん、住む前は色々心配してたのですが、実際あんまりないんですよね。別にここの宣伝をしたい訳でもなんでもなくて、今は、何かマイナスな事が起きても、それをじゃあ、どうすれば良いかって、前向きに考えれるというか、マイナスに考えたら負けというか、、、。

それって、凄いポジティブな考え方ですね。

吉田さん ですね、自分でも不思議ですけど、今は本当にそう考えるようになりました。

この一年を振り返って、何か思い出に残る出来事はありますか?

吉田さん 今井さんと同じと言われそうだけど、やっぱりスタッフさんのサプライズな結婚式をみんなで、一つの形にしていく工程は凄いなと感じました。委員会を発足して、料理を作る人、歌を教えてくれる人、演出を考えてくれる人、みんなが役割を持って一つの事を完成させるプロセスが面白かったです。

そうですか、ところで吉田さんはどんな事を担当されたんですか。

吉田さん 衣装担当しました。 服好きなんです。

そうですか。服もデザインされるんですね。凄いですね。

吉田さん ここに住んでる人を集めたら、大抵のものは創れると思いますよ。家具とか音楽とか映像とか料理が上手い人も多いし。

 運営者のスタッフさんの結婚式をサプライズで開催したのは、みんなの本当に良い思い出とのこと。

この一年を振り返りながら、部屋の中で佇む吉田さん。

そんなシェアハウスに住みながら、来年はどんな一年にしたいですか。

吉田さん 自分の作品を創り上げるというのは、僕の中では当然の事ですが、このシェアハウスは、3年という期間限定のシェアハウスで、実質あと2年しかないので、個人的にはみんなと一緒に「この家を創り上げていきたい」と思っています。みんな忙しい人達だと思うけど、僕としては、この家に住んでいる事自体が価値になるくらい、情報を発信していけるような事を計画したいと考えてます。
 

シェアハウスでの生活やデザインに対する思いなど、わくわくするようなお話をたくさん頂きました。

何だか、とても楽しみな一年になりそうですね。今日はありがとうございました。

 
 
お二人のお話を伺いながら、シェアする事は、経済的なメリットも多いとは思うけれど、それよりも、シェアするから味わえる事をとても重要視されているようにも感じました。
 
勿論、交流しなければいけない理由もないし、利便性を求めて生きる事も自由だと思うのですが、でも、暮らしの一部をシェアすることで、面白い物語が2013年に一つでも多く生まれるのかも、そう考えるだけでも、シェアハウスって本当に良いな、と思えるインタビューでもありました。
 
僕らは、つい今の自分で世界を考えたがるけれど、人の価値観に触れることで、世界が変わる事もあるだろうし、シェアハウスでの出会いやコミュニティを軸にして新しい事を始めようという考えって、もしかしたら、自然な流れなのかもしれません。
 
シェアハウスに住みながら、新しいアイデアが形になっていく。来年はそんな動きが広がっていくと良いですよね。 
 

そうそう、ここのシェアハウスの玄関を開けた先には、ギターやピアノが練習できる防音室があって、その入口には「Love&Peace」と書かれたイラストが描かれてました。

慌ただしい毎日や複雑な社会に一人でいると、大切なものをつい見落としがちになるけれど、帰宅する度に、こんなメッセージが目に留まる家での生活は、きっと幸せな事なんだろうな、と思わず感じた大晦日でした。

 

来年も、皆さんにとって、素敵な物語が生まれる1年でありますように。

/Auther:森山、写真提供 : タマプラ住人 平松さん



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